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第29話「お騒がせなオーナー」

 こうして新人式が終わりメンバーたちは、場所を移動して各自で自主練習を始めていく。



 ※お知らせ


 ちなみに前回の回で紹介出来なかった方たちは、これから少しずつ登場した時にご紹介していきます。



 そして僕は、新人メンバーの名前を覚えるためにファイルをみながら1人1人の顔と名前を覚えていきつつ、誰をエースにしていくかも考えていた。



 第1世代の時は、ずっと愛理ちゃんだったけど第2世代は誰にするか悩むな。


 友美をエースにしたらファンは喜びそうなんだけど、適性かどうかも考えていかないといけないからな。


 そうだ!今日と明日は最初だからこの場所や環境とかになれてもらうことに専念してもらうとして明後日くらいからは、少しずつ練習の指導もしていかないといけないんだ。



 こうして僕は、これからの事について色々と考えていくのであった。



 そしてその日の夜に友美が僕に質問をしてきた。



「昌くん、そう言えば誰をエースにするのか決めた? 」



「それは今、考えてるところなんだよ」



「そうなんだね。もしかして忘れてるんじゃないかなって思ったから」



「友美、気にしてくれてありがとう」



 するとトイレから汐莉ちゃんの声が聞こえてくる。



「昌くん、トイレットペーパー無くなったから持ってきてくれないかな? 」



「それなら友美に持っていくように伝えるね」


「昌くん、早くきて出血がたくさん出てるから」



 僕は、友美に一言話してから慌ててトイレットペーパーを持ってトイレに向かう。



「友美、汐莉ちゃんが大変みたいだからちょっといってくるね」



「うん、分かった。

 早くいって助けてあげて私は、念のために救急車を呼べる準備をしておくから」


「ありがとう」



 そして僕が急いでトイレに向って扉をあけてトイレットペーパーをさっと渡そうとすると、汐莉ちゃんは普通に便座に座っていたが、黄色いパンツが、下まで下がってるためまる見えで僕は、顔を真っ赤にしながら言った。



「汐莉ちゃん、出血してる様子が見えないんだけど… 」



「おしっこなら今、たくさん出てるわよ」



「何、言ってるんだよ! それじゃ戻るね」



 すると汐莉ちゃんは、僕の手を引っ張りながら恥ずかしそうにしながら小声でこう話す。



「ちょっと待って! 驚かせてごめんね。

 昌くんにトイレットペーパーを持ってきてほしかったからつい… 」


「汐莉ちゃん… 」



「でも完全な嘘じゃないんだよ、生理なら少し前からなってるから」



「僕の方こそ何も分からなくてごめんなさい」



「ううん、謝らなくて良いんだよ。

 私は、昌くんが来てくれてすごく嬉しいから。

 それじゃ戻って友美に大丈夫だからって伝えておいてくれるかな? 」



「分かった。友美に伝えておくね」



「そう言えば、親睦会しんぼくかいもそろそろ考えた方が良いわよ。

 確かにレッスンとかもこれから必要なんだけど、まずはメンバー同士が仲良くなるきっかけをつくらないと人数が大幅に増えた分、色んな問題が起きちゃうわよ」



「それは困るね。親睦会の予定立てておきますね」

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