第28話「選抜入りを目指す彼女たち」
「それでは今から全員に自己紹介をしてもらいたいところですが、時間の関係上申し訳ございませんが、代表3人に簡単に1人ずつ前に来てもらって一言自己紹介をお願いします。
それでは1位の中島 早恵さんからお願いします」
すると中島さんが駆け足でやって来てマイクを持って恥ずかしそうにしながら自己紹介を始めていく。
「私は、兵庫から来ました中島 早恵と言います。年齢は10歳ですが、これから皆さんとアイドルの頂点を目指していけたらと思っております。これからよろしくお願いします」
中島さんは、黒髪で近くにいるとシャンプーの香りがするため清楚系女子と推定される。
「ありがとうございます。それでは続きまして橋本さんお願いします」
「はい、あたしは東京都出身の橋本 恭子と言います。昔にある程度、女優経験はあるため演技力は誰にも負けないつもりです。年齢は30歳で現役アイドルはおかしいかもしれませんが、まずは選抜入りを目指して頑張っていきたいと思いますので何卒よろしくお願いします」
橋本さんは、15年ほど前から女優として活躍しており今ではファンがたくさんいてファンからは、『きょんきょん』や『きょうちゃん』等と言われている。
ちなみにアイドルになった理由は、一番最初はアイドルを目指していたため今回のオーディションでアイドルになれるラストチャンスだと思ったらしい。
「それでは続きまして六道さんお願いします」
「はい!私は、大阪から来ました六道 妹14歳です。
たまに名前は、まいなのに一般的に漢字では、いもうとと読まれているため、六道 いもうとさんって呼ばれることもありますが、いもうとではなく妹と言います。
活躍出来るように頑張っていきたいと思いますので、これからよろしくお願いします」
ちなみに六道さんは、プロフィールを見たところ身長が短くて体重も軽くて小柄である上にいもうとキャラであるらしい。
「それでは最後は、マネージャーとして就任されることになりました板野 桜さんお願い致します」
「はい、私は、板野 唯さんの姉の板野 桜と言います。これから皆さんのマネージャーとしてしっかりと頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします」
「それでは、新人式はこれで終わりますがこれからみんなで仲良くそして困ったことがあれば助け合っていきながらみんなで少しずつアイドルの頂点を目指していけたらと思います。 そして新人の皆様には、1つだけ最後に話しておきますが選抜入り出来るかどうかにオーディションでの順位や年齢は一切関係ありません。 別に1位・2位だから選抜入り出来る可能性が上がるとか25位や26位だから選抜入りが厳しくなるだとか年齢が幼すぎるから年齢がある程度いってるから選抜入りが厳しくなるなどは、一切ありません。プロ野球の新人選手がドラフト1位指名されたから開幕一軍やレギュラーの座を獲得できやすくなるわけじゃない流れと似ています。例え順位が低くたって選抜入り出来るチャンスは十分にありますので皆さん油断せずに大変だと思いますが、頑張ってください。それでは終わります」