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第27話「新人式」

「言われてみればそうだね。それで事件になってしまうケースも見かけるからね」



「だから私と裸のお付きあいを定期的にすることによってとんでもないことになっちゃう危険性だって無くしてしまえるからお互いにとってメリットができちゃうんだよ」



「でも、定期的になんかしたら僕、彼女いないから汐莉ちゃんを1人の女の子として完全に意識してしまうから…」



「意識しても良いよ。詳しいことはまた話すけど私、今は結婚もしてなければ彼氏もいないし、昌くんならいつでも良いよ」



「汐莉ちゃん、何言ってるんだよ」



「私がおかしくなってもあれだから話の続きを簡単にするけど、アイドルのメンバーとの混浴だとそれは良くないし、ファンにバレたりなんかしたらメンバーのイメージは、大幅ダウンな上にグループ全体のイメージも当然繋がってしまうよ」



「アイドルは、基本的にファンに夢を与えるのが仕事でファンは、好きなメンバーの推しを探してそのメンバーを応援してくれてる事になるから、それはあってはならないことだよな」



「でも相手がオーナーである私なら仮にバレてもオーナーとプロデューサーが付き合ってたんだねって意外な感じで報道されるだけで、ファンからしてみればアイドルに手を出したり付き合ったりしてる訳じゃないからアイドルグループを見捨てたりおろそかにさえしていかなければ勝手にお幸せにって感じで終わるわけなんだよ。だからこれからも裸のお付きあいもよろしくね」



「うん、たまにならこちらこそよろしくね」



 すると汐莉ちゃんは、顔を真っ赤にしながらこう言ってからそのまま僕の唇にキスをしてくれた。



「私、もう我慢できないからお風呂上がる前にするね」



(ちゅっ)



「汐莉ちゃん… 」


「それじゃ私は、先に上がるから来週は新人式があるからプロデューサーらしく頑張ってね」



 こうして汐莉ちゃんは、後ろを向いてから立ち上がっていき浴槽から出ていき洗面所に移っていったが、この時僕は汐莉ちゃんに完全に惚れてしまったのであった。



 それから6日後、新人式をアイドルハイスクールの施設内にある体育館で行われるため僕を含むメンバーや関係者たちが全員集まった。



 そして僕は、プロデューサーであるため一番前の台に立ってマイクを握って前にいるオーディションを勝ち抜いた新人27名に向けて挨拶をしていく。



「本日は、皆様お忙しい中お集まり頂きまして誠にありがとうございます。

 それではただいまよりアイドルハイスクールの第2世代誕生に先駆けましてオーディションを勝ち抜きました27名の新人式を行いたいと思います。


 まずは、新人の皆様ようこそアイドルハイスクールへ!


 僕は、これからの第2世代をオーナーの藤本さんから任されました坂本 昌と言います。


 これから皆様と一緒にこのグループの再建していけましてアイドルの頂点に辿り着けるよう頑張っていきたいと思いますので皆様よろしくお願いします」



 すると会場からは、大きな拍手が聞こえてきた。


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