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第22話「可愛いお姉さん」

 僕は、10歳にしてここまで歌い上げてくれたことに感動してしまいこう言った。


「中島さん、素晴らしいです! 」



「ほんとですか? ありがとうございます! 」



「10歳にしてここまで歌い上げられるなんて素晴らしいと思いますし、このグループに入りたいと言う気持ちが強く伝わりました」



「是非私をアイドルハイスクールの第2世代として加入させてください。お願い致します 」



 彼女は、頭を下げて必死にお願いしてきた。



「今は、オーディション中だから今すぐ契約と言うわけにはいきませんので、少し待合室で待ってて頂けないでしょうか?

 それでも宜しければ是非来てください」



「ありがとうございます!もちろんこのまま待っておきます」



 僕は、中島さんと握手を交わして1人目の合格が内定した。



 それから1時間30分のうちに58人がオーディションに参加してくれて合格と判断したのは、15人だったため中島さんを含まれて16人となりいよいよ今日最後の方を迎える。



「失礼します。私は、板野 さくらと言いますが、あなたが坂本 昌くんでしょうか? 」



「そうですけど… 」



「私は、板野 唯の姉です。この間は、妹の唯を助けてくださってありがとうございます」



 板野さんのお姉さんである桜さんは、妹の唯と同じくらい可愛くて胸は、さらにふわっとしてて大きめで一般目線だったら一目惚れしそうである。



「いえいえ!僕の方こそ妹の唯さんに歌の練習に付き合って頂いてお世話になっておりますので。

 でもなぜその事をご存じなのですか? 」



「妹の唯から電話がこの間かかってきてその時に話してくれたんです。

 その時に最初、こう言って『昌くんがね、私を一皮剥いてくれて一人の女にしてくれたんだ』

 って明るく言ってきたとは、ビックリして彼氏が出来てその彼氏と15歳で初体験しちゃったの?って勘違いしてしまいました」



「いきなりそう話されたら勘違いしますよね。

 僕は、妹の唯さんとそういった事はしていませんのでご安心ください」



「ありがとうございます。それで話をしっかり聞いてみたら『第2世代のプロデューサーになった、坂本 昌くんが私を元の姿に戻してくれたんだよ』って言っててうちの両親も結構頑張ってて私も頑張ったけど、ぜんぜん戻らなかったからもうこのまま可愛い唯には、戻らないんだなって思いかけていたので、すごく嬉しくて直接お礼が言いたくてきました。


 私の妹の唯を元に戻してくださって本当にありがとうございます」



「いえいえ、とんでもないです。ご丁寧にここまで来てくださってこちらこそ本当にありがとうございます」



「いえいえ、それで1つお伺いしたいことがあるのですがマネージャーの枠って空いてますか? 」



「はい。第2世代に関しましては、マネージャーの方は現在いませんので」



「それなら私をマネージャーとして加入させて頂けないでしょうか? 」



「えっ?僕、個人的にはアイドルのメンバーの方が向いてるように見えるんですけど」

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