表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/80

4月18日 30分

 昨日、旭に言われたことを胸に秘めながら、俺はここに来ていた。


 伏阪「じゃあ、お願いします」

 俺 「いえいえ、こちらこそお願いします」

 伏阪「まったく初めてですか?」

 俺 「そうですね」


 店内を見渡すとこの前と比較すると、少しモノが増えているような気がしたのだった。


 伏阪「飲み物とか入れたことある?」

 俺 「いや、ないですね」

 伏阪「じゃあ、オープンまでに練習しないとね」

 俺 「ですねぇ」


 オープンまでに練習って言われてもな。めんどくさいな。ただ、伏阪も新しくオープンするわけだし、テキトウニにはできないよな。伏阪の気持ちは理解できるものの、どう表現したらよいかわからなかった。


 伏阪「じゃあ、今度一緒に練習しよっか」

 俺 「わかりました」

 伏阪「お酒は飲む?」

 俺 「飲めますよ」

 伏阪「じゃあ、どの飲み物出すか一緒に考えましょうか」

 俺 「わかりました」


 たしかに、飲食店といってもいろんな飲み物があるからな。どの飲み物を出すかは難しい考えだな。


 伏阪「何飲みたいとかある?」

 俺 「でも、ここって料理メインの店でしょ?」

 伏阪「んー。なんも、決めてないな」

 俺 「何も決めてないのヤバすぎるでしょ」

 伏阪「そう?」


 能天気な奴だな。よくこれで、山本さんはコイツに託す気になったのが疑問だ。


 俺 「とりあえず、アルコールとノンアルコールみたいな感じでいくんですか?」

 伏阪「そうだな。まぁ、ワインとか日本酒をどうするかだな」

 俺 「日本酒かぁ、、、、、、」


 ワインはまだしも、日本酒はあまり飲んでいない領域だった。


 伏阪「日本酒あまり飲まないですか?」

 俺 「日本酒は、あんまり飲んでこなかったですね」

 伏阪「そうなんですね。じゃあ、一緒に勉強していきましょ」

 俺 「わかりました」


 正直、伏阪の言う通りにして大丈夫なのかという不安はあったけどそこは信じるしかなかった。


 伏阪「じゃあ、まずは日本酒から飲みに行きましょう」

 俺 「え?」

 伏阪「明日行けますか?」

 俺 「まぁ、夜なら」

 伏阪「だったら、行きましょ」

 俺 「早いですね」


 日本酒かぁ。どこの店に行くんだろうか?


 伏阪「ここから、30分くらいのところにオススメの店があるんですよ」

 俺 「そうなんですか?」


 ここから30分ってことは限られてるな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ