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あらまぁ、最推しくん

ブックマークありがとうございます!


とにかく!まずは主人公である湊くんと仲良くすることが必須だよね…


「湊くん!遊ぼ〜!」


「わっ!桜ちゃん!」


湊くん「わっ」て何?可愛い!さすが将来玲くんの妻になる男!やっぱり…玲くんと付き合うには

幼い頃からのくせと言いますかなんと言いますか…「…い、おーい?桜ちゃん?」


「はっ!」

ふぅ、また、妄想の世界にトリップしてしまったぜ…

「な、なーに?湊くん」


「だからー!何で遊ぶの?って聞いたんだよー!」


「あっ、そ、そうだよね!うーんとじゃあおままごとでもする?」


「うん!いいよー!」


「じゃあ湊くんママ役ね!」


「えっ僕普通パパ役じゃ…」


「細かいことは気にしなーい!」


「いや別に細かくないとおもうんだけど…」


湊くんがなんかブツブツ言ってるので無視しといた。

さぁ、やるぞ!「桜ー?湊くんー?」おっふ…マミーよ…なぜ邪魔をする?!新妻の湊くんを見たいのに?!


なんてことは言えないので、大人しく湊くんと一緒にママのところに行った。


「なーに?ママ」


「あっ、桜!湊くん!この子ね、今日引っ越してきたんですって!一緒に遊んであげて?」


ママに紹介されて、おそるおそる…と言った感じで出てきた子は……美少年だった。


「はじめまして…月影…玲…です」


……今なんと言った?

…イマナントイッタ?

月影玲だと?!玲くん?!玲くんなの?これが、玲くんの少年バージョン?!ゲーム内では明かされなかった湊くんと玲くんの過去…

それにしても玲くん幼少期ってこんなに可愛いの?!

あぁー!ぺろぺろしたい!何その可愛さ?!


「くら…桜!挨拶!」


「ほえっ?!あっ…」

まだ挨拶の途中だった…ちなみに湊くんはもう済ませたらしい…


「えっと草野桜です!桜って呼んでね!」


「うん」


あー!子供の時からクールなのね!可愛い!

あーもう!そんなに2人で見つめあっちゃって!

そうなのだ。先程から、湊くんと玲くんが、見つめあっている。

もしかして、もう二人共?!…なんて思ってたら、


「じゃあ遊んでらっしゃい」というマミーの言葉で私たち3人はおままごとを続けることにした。


この状況だと私いらないよね?

「じゃあ玲くんも来たから…玲くんが、お父さん役で、湊くんがお母さん役ね!」


これで2人とも喜ぶはず…!そして、2人が作る家庭にあわよくば私も犬役として入れて欲しい!


ふたりの喜ぶ顔を期待していた私…


でも2人は…


「「えっ…ごめん…ちょっとやだ…」」


「えっ…なんで?!」


「いやいやいや、男同士だし…」


「でも湊くん可愛いから!」


「やだよ!」


「でもさっきはやってくれたじゃん!」


「それは…桜ちゃんといっしょだったから…」


最後らへんはごにょごにょしてて私には聞こえなかったが、玲くんには聞こえたらしい


「…さっきまで二人でやってたんだ」


「そうだよ?」


「2人の役はなんだったの?」


「私が、お父さん役で、湊くんがお母さん役だよ!」


「じゃあ2人は…夫婦役だったんだね…?」


「そうなるね?」


「へぇ…」


なんで聞いたのかいまいち良く分からなかったけどまぁいいか…


「もう!2人とも!私、犬役でいるからちゃんと、夫婦やってよ!」


「今なんて言った?」


「えっ…?湊くん何?」


「今なんて言った?」


「え〜玲くんまで…

えぇっと…夫婦やってよ?」


「「その前!」」


「その前…?えーっと…私、犬役でいるから」


「「そこ!」」


「はっ、はい!」


「へぇー、桜ちゃんはペットなんだ…」


「ペット役ね?!」


「こら…桜…ちゃんと言うこと…聞いて?」


玲くんいきなりちゃんなしですか!嬉しいけど!


「いやいやいや!役だから!これおままごとだから!」


「へぇーそんなこと言うんだ」


そんなことも何も事実だよね?!


「聞き分けのない子…には…お仕置き…必要かな?」


いや、役なんだけど?!てか、普通の犬にもそんなことしないよね?!お仕置きとか!


「ちょちょちょ!待って待って!ふっ、2人ともさっきまでそんな仲良くなかったよね?!」


2人は目を大きく見開いて、お互いを見たあと私に向き直った


「そんなことないよ?」


「僕ら…とっても…仲良し」


「嘘つきぃ!」


「ほんとだよ?」


「ほら…ちゃんと…ご主人様の言うこと聞かなきゃ……ね?…」


目の前に綺麗なお顔がふたつ並んでいる。その瞳には、2人とも私を写している。おかしい。湊くんはともかく玲くんの瞳には湊くんが写ってないと…


えっ…えっなにこれ?なにここ?!


「うっ、」


「「うっ?」」


「うわぁぁぁぁぁ!!!」


私は、思わず………逃げ出した…

次は、お兄ちゃん

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