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わきまえろ。

今回かなりイラッとくるとおもいます!!

(多分スッキリするとも思います??)

作者自身も書いててかなりイラッとした話で、ヒロインちゃんの名前を書く時1回も覚えられなかった為、途中から、コピペしながら書いてました!(笑)

さ〜〜〜っきから、黙って聞いていればこの、ヒロインちゃん(仮)こと、那月なつき すばるちゃん、どうやらこの世界のことを知っています。確信持てます。


だってさっきからこの人…


レアイベント狙ってるんだもん…


主に…

①図書室の中でウロウロ(多分怜くんとのイベント)

②生徒会室前でウロウロ(多分お兄ちゃん(草野晴明)とのイベント)

③校庭でボール持ってる。(多分早坂くんとのイベント)

④保健室・家庭科室前、もしくは内でウロウロ(多分不和千春とのイベント)



いや、お前、ジャンル間違ってるから?!



これ、BLゲームだから!


B で!L な!ゲームだから!!


男と男がイチャイチャするんだよ?!!


女の価値は当て馬役しかないからあ?!!



……なんて、大声で言えるはずもなく、ひたすら空気のように扱われている私。(モブ)



ま〜〜〜〜〜っあ、この那月さん?顔はめっちゃ可愛い!いやっ、ほんと、ヒロイン補正かかってるんですか?ってレベル。なんなら(仮)外す。

でも、性格はまじで最悪。



攻略対象(全部湊のだけど!)だけならまだしも、ちょ〜〜〜っと、顔面偏差値高めな、物理教師(一昨年卒業した先輩と先日ご入籍されたそうで)や、体育教師(妻子持ち)なんかにも、色目を使っておいでです。



そんな人に、湊はともかく、怜くん改め攻略対象の面々が振り向くはずもなく、(元々振り向く予定もなかったけど)彼らからの印象は、日に日に下がっています…ざまぁ(笑)



昨日だって、湊・怜くんと一緒に帰っていたら…


「ねー、桜ちゃん〜」

「んー?なんだい?湊くんよ」

「あの、くそびっ…んんっ!えぇっと、名前なんだっけ…?転校生さんの学校案内する役まだ終わんないの?」

「那月さんね…(笑)うーんと…那月さん、いろいろ目移りちゃって(男に)」

「あーなるほどー!さすがくそびっ…んんっ!」


……うん。湊…お前はもう何も言うな…(笑)


「でもさ、桜。」

「ほいほい、怜くん。」

「そのビッチ、もう桜が面倒みなくてもいいんじゃない?ほっといても良さそう。」

「うーん…でも、一応先生からも頼まれてるし…。」

「でも、先生達も迷惑してるんでしょ?それで、そのビッチが、桜にまで迷惑かけたら俺たち、何するか…分からないよ?」


れいさーーーん、笑みが怖いでーーーす。

あと、湊くんみたいにせめて隠す努力して下さーーーい。ビ〇チってちょくで言わないでくださーーい。



そして、事件は起きた。


放課後、


「(あーあ。今日もどーせ、よく聞かれもしない、無意味な学校案内始めるんだなー、私の放課後返せ!!)」


憂鬱な気持ちで私が、教室に入ると、


仁王立ちしながら、そのポーズに相応しい、仁王像のような顔をした、那月さんが、立っていた。


「(うわー、なんか怒ってるし…)えぇっと…じゃあ今日は2階かr…」

「あのさぁ」

「はっ、はい!」


「あなたって……モブよね?なんで、湊くんや、怜様…それに、晴明先輩とも親しいわけ?

ねぇ?図々しいとか思わないの?


根性図太っ」


「(えー…いきなり何言ってんのこの人…)」


「そ れ に !や〜〜っと!私のだぁいすきな、BLゲームの乙女ゲーム版が出るとかで発売日当日に買ってプレイしようとした帰りに交通事故にあった時はどうしようと思ってたのに…


ま さ か!その世界に転生できるなんて!!


夢みたい!これは!私が!ヒロインになれっていう神様からのお告げよね!


かみさまーー!ありがとーー!」


「(やべぇ…この子、めっちゃイライラするんだけど…)」


これで終わりと思った勘違いヒロインちゃん(もう手遅れ)の猛攻はまだ続く。


「な の に!!あんたというモブがいるせいで!!全然!話進まないんだけど!!イベントも起きないし!!


湊くんと、廊下でぶつかりキスとか!怜様に図書室で勉強教えてもらったり!晴明先輩と一緒に生徒会の仕事したり!早坂くんに運動苦手アピして、放課後教えてもらったり!!千春くんと一緒にお菓子作ったりしたり!!


この!ブスモブ!全部あんたのせいよ!!」


なんか、湊くん以外仲いい友達みたいに対する対応する…(笑)

ゆるい乙女ゲーなのかな?


そう言って那月さんは、私に向かって椅子を振り上げてきた。


「……ふざけんなよ。この、クソビ〇チが。」


この声って……いやでも、こんな口調彼は…


おそるおそる目を開けると…


私を守るように立っている、はるにい。

いつの間にか、那月さんから、椅子を取り上げていた怜くん。

早坂くんも駆けつけてくれたようで、はるにいと一緒に私を守るように立ってくれている。



そして何より驚いたのが、那月さんの髪の毛を掴んでいる我らが天使、本ゲームの主人公!圧倒的受け!の、海馬湊くんの変わりようである。


今まで見たことないようなお顔を浮かべ、彼の口から聞いた事のないような罵詈雑言を浴びせている。


「ねぇ?ねぇねぇ?君が何知ってるって言うの?ねぇ?クソビッチちゃん。僕達と恋したいとか何とかほざいてたけど、無理だから。"わきまえて。” "図々しい。” "神経図太っ。” これ、全部、君が彼女に言った言葉みたいだけど、


お前が、わきまえろ。


大体なんで俺が触りたくもないお前の髪なんか触ってると思う?

1番お前のからだから遠いからだよ。



これで分かったか。もう俺たちに近づくな。



わ き ま え ろ 。」


湊は、にこっとわらって、


またねっ!ばいばいっ!っていつもの顔しながら、那月さんに、手を振って教室を出ていった。


私も腰が抜けて(主に湊のせい)みんなに支えられるみたいな感じであとに続いた。




数週間後。那月さんの転校が決まった、、、




ヒロインちゃんによる、桜ちゃん(お忘れかもしれませんが本作主人公)いじめシーンは、外から見えてた為、攻略対象達に即バレました(笑)(早坂くんは、たまたま(笑))



怜「湊…!あれ…!!」

湊「あれって…桜ちゃんと…ビッチ?!」

晴明「いっ、妹が…いじめられている…よな?、」

早坂「…助けなきゃ…」

全員「もちろん!」


怜「でも、誰があのビッチにガツンという?」

全員「・・・」


怜「……ジャンケンで。」



最下位▹ビッチにガツンと。(1番ビッチと目があったり、手とか触れたりする(場合による。))

準最下位▹ビッチの手から椅子取りあげ(桜を助けられるが、ビッチの手に一瞬でも触れるため。)

勝ち抜け(2人)▹堂々と桜を守れるため



勝負ジャンケン後・


湊・怜「「…くそっ!なんでいつもあんまり活躍してない2人に美味しい役が……っつ!!」」

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