てぶくろをかいに(片麻痺編)
今年は秋がなかったような感じがしますね。
最近冷え込むようになると、古傷がうずくといいますか、
悪いほうのね、右手と右足が、なんといいますか、
普通の言葉で言えば「かじかむ」と申しましょうか。
それの数倍な気がします。
もともと右側は血行が悪くて、冬場になると本当に苦労します。
足はブーツとか履けばいいんですが、そもそもヒールは無理なんです、
足首がかこっとどうしても曲がっちゃうんで。
なのでヒールない靴を、事故ってから探してきました。
これもピンキリで、私は後遺症が軽いほうなので、普通の靴屋さんで、
ヒールがついてない靴、で探せますが、装具ついてないとムリな方もいます。
で、もっと困るのが手。
なかなか合う手袋がないのです。
悪いほうの右手は、普通の五本指の手袋はつけられません。
指を通すのがムリではないのですが、何時間もかかる五本指の手袋は、
はっきり言って「めんどくさい」んです。
プラス、無意識に、自分は障害者なんだっていうマイナスな考えが浮かびます。
障害者なんですけどね、今でもどっちつかずでふわふわはしてます。
中途障害者ですからね。
なので、前から指なしの、皆様側で言ったら、ミトンみたいな手袋を探してました。
数年前に、偶然商店街の中の店で見つけて即買い、
それを外出時にはつけてましたが、今回お安くネットで見つけまして買いまして。
それも指なしで。
面白いですね、このタイプの手袋って、
今はスマホ操作が簡単にできる、って触れ込みで売ってるんですね。
実際送られてきてつけてみて、手放せなくなりました。
あったかい。
ニット素材なのでぽかぽか、右手。
フェイクファーもついてて、ちょっと豪華。
前に買った手袋は、今考えるとショート丈っていうんですか、
ちょっと手首の「絶対領域(!)」が寒いかなって思ってましたが、
今度のはロング丈で絶対領域がない!
下半身で言うなら、ニーハイとタイツの差、って言うんでしょうかね、
ああいう感じ。
ただデメリットがあって、これはもう仕方ないことですが、
障害者って言うリアルな言葉が押し付けられる、
メンタル的なデメリットなんですがね。
まあこれもいつまでもふわふわしている考え方になるか、
そのうちすぱっと割り切れるのかは、この先わかりませんが。
でも手袋、あったかい。
けど・・・複雑だなぁ。
私、以前、何も知らない初対面の小学生たちに、右足だけ細い、
って言うことをこそこそ言われたことがあって。
こそこそ言うならヒト(私)がいなくなってからにしろよぉ!と、
オトナゲナイことを思いながらも、別の自分は、ああやっぱり、って思ってて。
そこが、私が私であるゆえんなのかもしれないけど、
ぱっと見、例えそれが医者でも、本当にぱっと見リアル障害者だって言うのが気付かれなくて。
これも良いのか悪いのか複雑だけど、またまた別角度から見たら、
もうしようがないじゃん、とも思ってる。
一般的によく言うのって、いじめた側は覚えてないけど、
いじめられた側は根に持ってる、って言うのと同じで、
言った側は忘れても、言われた私は覚えてるから。
そんなこと言ってるから、周りからひとがいなくなっちゃうんだろうけどね。
初めまして、読んでくださってありがとうございます。
好意的なご意見も、否定的なご意見も持たれやすいですが、
それでも読んだぜえええええ!!!とひとこと、お願いいたします。




