おもい
おもいね
おもいんです
おもいが
おもいのほか
まぶたが
からだが
あたまが
きもちが
重いね
重いんです
想いが
思いの外
空がどんなに晴れていても
あなたがどんなに元気でいても
僕かが軽くなるわけではなくて
お願いだから
静かにしてて
もうすこしだけ
沈めておいて
カギをかけたドアの向こうに
あなたの歩く音がする
その音を
ついて歩く小さい音
誰だろう
きっと僕の音じゃない
ぱた
ぱた
ぱた
賑やかな
音符は形になった分
床をぱたぱた叩いていって
お願いだから
僕のベッドに入らないで
まぶたを閉じて
体を縮めて
頭を抱えて
気持ちを消して
今日も怯える
ありがとうございました。