表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染  作者: tomita
2/3

午後

キーンコーンカーン・・・

「飯だーー!」

「腹減ったなぁ。」

あー・・・・まじで最悪。

弁当忘れた。

なんてこった・・・弁当忘れるなんて初めてだ。

「おい。」

「ん?何?」

「幼馴染が呼んでるぞ。」

「あぁ・・・」

ゆっくりと立ち上がり愛梨の所にいく。

その際少し足を机にぶつけた。今日はいいことないな・・・。

「何?」

「一緒にご飯食べよ?」

「いや・・・その・・」

「あ、お弁当忘れた?それなら大丈夫だよ。輝ちゃんと一緒にご飯食べるために、輝ちゃんの

分も作ってきたから。」

「・・・・すまんな。何か迷惑かけてばっかで・・・。」

「えー?ちがうよ。全部あたしがしたいからしてるだけだよ。それでぇどこで食べんの?」

「できるだけ、風通しのいい所がいいのだがな。」

「よーし。決まり!!]

なんていって歩いていくのを後ろからついて行く。

校舎から出て少しいくと丁度大きな木がある。

「あそこで食べよ?」

「・・・・・」

そして、木の下に座る。

「えーと・・・はいこれ。輝ちゃんのお弁当。」

「ありがと。」

「さてと、いただきます。」

お弁当のふたを開けたときはびっくりした。

「・・・・お前・・・こんなに料理上手かったっけ?」

「そう?だよねぇ。今日は本気で作ったんだ~」

「ふーん・・・」

いや待て・・外見だけかもしれない・・・いや、まずは食べてみよう。

適当に一つ食べてみる。

「・・どう?」

「・・・・・・・うん。味もなかなかだな。昔とはだいぶ変わったな。」

「よかったぁ・・」

「どれ、もう一つ・・・」


「・・・・・あの野郎・・・あのアイドル(俺にとって)愛梨ちゃんと一緒に昼食とは・・憎い

!実に憎いぞ佐東ー!」

「いくらうらもうと敵いませんよリーダー。」

「なぜだ!?」

「だってあの二人幼馴染だし・・・。」

「なっ・・・・そんなぁ・・・」

「まぁ元気出せ。幼馴染ってだけだ。」

「!!・・・」

「いつのまに!?」

「さっきだよあんたらに気づいて少しの間話を聞いてたが・・やっぱり気になって来た。

ということだ。ってなわけでじゃぁ。」

彼らを後にして愛梨の元にいく。

「じゃ、いこうか?」

「うん。」

「・・・・しかし今日は助かったよ。あのままじゃ、何も食わないままだったよ。」

「・・・・・」

「ん?どうした?」

なぜか愛梨はうつむいている。

「・・・・えっと・・何か悪いこと言ったかな?」

「・・・ちがうもん!」

少し黙っていたがいきなりそう叫んでどっかに行ってしまった。

「・・・なんだ?あいつ・・」


外は夕焼けで真っ赤に染まっていた。

「・・・・で?どうだった?輝の反応は?」

「へへへぇ・・・・」

「その様子だとうまくいったようね。」

「おいしいって言ってくれたぁ!ちょー嬉しい!!」

「よかったじゃん。」

「すべて利緒のおかげだよありがとー。」

「どういたしまして。」

真っ赤に染まった教室で二人は笑っていた。



              

                次話へ続く!w

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ