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一日目
「おきなさーい!!」
下から母さんの声がする。
起きなきゃいけないのはわかるけど起きたくない。
そのときだったいきなりドアがあいた。
あ~あ母さんが来たか・・・。
と思ったがちがった。
そいつはいきなり寝ている俺の上に飛び乗ってきた。
「ぐあっ!」
「起きろー!一緒に学校行こーよー」
この子供っぽい話し方はまさか・・・・
「愛梨?」
「そーだよー☆」
「どうして・・・」
「だーかーらー、輝ちゃんを迎えにきたのー」
「・・・・分かったから降りてくれよ。」
「・・・・・分かった・・」
愛梨は不満げに俺の上から降りた。
「輝ー!」
「分かったって言ってんだろ!」
「じゃぁ早く降りてきなさい!」
「毎日こんなのなの?」
「まぁな。」
「じゃ~ぁ~毎日くることにした!」
「はぁ?」
愛梨はにこにこ笑っている。
「・・・・・・勝手にしろ」
階段をかけおり急いで朝食を食べる
「じゃぁ行ってくる。」
「おじゃましましたー!」
はぁ・・・よりによってこいつと一緒に登校することになるとは・・・・・・
とんだ災難だな。
「どうしたの?」
「べ、べつに・・・・」