6話 精霊契約
久し振り投稿~
突然のことで俺も杏珠もぼう然としていた
俺がご主人様?????えっ、なんで???
俺が考えている中、風の精霊と名乗ったアウラが話しかけてきた
『ご主人様~?どうしたんですか~?』
「いや、ご主人様って・・・・・まず俺たちをこの世界に呼んだのはキミ?」
『アウラとお呼びくださいご主人様♪そうですよ~。正確に言えば私だけではありませんけど』
「えっと、じゃあアウラ。なんで俺たちを呼んだんだ?」
やはり説明してほしい。なぜ俺たちが呼ばれたのか。特に、私だけじゃないってところ
『理由ですか?えっと~、ご主人様を呼んだ私たちは精霊の中でも上位に位置します。精霊を使役するにはたくさんの魔力がいるのですよ。でも、この世界の人は魔力量があまり多くないんです。使役できても下位の精霊たちしかできません。私たち上位の精霊は誰かに使役してもらわないと自分の住んでいる場所から遠くへ移動できません。でもでも、私たちはいろんなとこへ行きたいのですよ~。なので!私たちを使役できるような魔力の持ち主をさがしました!!その持ち主がご主人様だったのです!!!』
アウラは、すごいでしょ!と言いそうなぐらい自慢げにしている
でも私たちって・・・・まだ他にもいるのか・・・・・
じゃあ、アウラたちの力で元の世界に戻れるのかな?
「なぁアウラ。お前ら精霊の力で元の世界に戻れるのか?あと、ほかの精霊は何処にいるんだ?」
『う~ん、出来ないことはありません。でもそのための魔力をためるのに時間がかかるのですぐにはむりです。えっと、みんなバラバラなとこに住んでいるのでここにはいませんよ』
「ちなみにどのぐらいかかるんだ?」
『まぁだいたい5、6年くらいですかね~』
「「えっ!?!?」」
・・・・・・・5、6年って長すぎないか?
それまでは帰る方法がないし、まず精霊たちが全員いないと何もできないよな。多分
「あの~、精霊さん?」
『あなたはどなたですか~?』
「あっ!ごめんなさい。私は妹の杏珠です。精霊さんはお兄ちゃんをご主人様って呼んでるけど、お兄ちゃんそこまで魔力多いとは思わないんですけど・・・・」
『妹さんでしたか。私のことはアウラと呼んでください。質問の答えですが、ご主人様の魔力量は今、この世界の人よりは少し多いぐらいです。でも精霊と契約すればご主人様の本当の力がわかりますよ~』
「うん!アウラちゃん、よろしくね。なんか本当の力ってかっこいい!!」
かっこいいのか??
まぁそれはおいといて、魔力量が増えるのはうれしい。その分だけ強くなれるのならそれだけ大切なものを守れるようになるわけだ。
それなら・・・・・
「ならアウラ、俺と契約しよう。俺はもっと強くなりたい。強くなっていろんなものを守りたい!」
『はい!私にお任せくださいご主人様!!』
「でもアウラちゃん。どうやって契約するの?」
「あぁ、確かにどうすれば?」
杏珠の言う通りやり方がわからない・・・・
なにか特別な儀式がいるのか?もしかしたらアウラは上位の精霊だから契約に対価がいるのかも・・・・・
『契約は簡単ですよ~。契約の言葉とちょっとご主人様の血がいるくらいです』
「了解。じゃあやろうか」
『はい!では今から契約のやり方を全部ご主人様にお教えしますね』
「えっ??」
そう言われた瞬間、頭の中に何か流れ込んできた
これが契約のやり方・・・・・・・・
「”我、精霊と契約せし者。大地の風を司る風の精よ。汝、この血を持って我に忠誠を誓え”」
俺は魔法陣に血を一滴垂らした
すると急に俺の周りに風が起こった
『契約ありがとうございますご主人様♪これからよろしくお願いしますね』
チュッ
「えっ?」
「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」
俺は何が起こったか分からなかった。だが杏珠がめっちゃ驚いていた
それはなぜか・・・・・・・・・・・・・アウラにキスされたからである
「な、な、なっ、なんでキスするんですか~!?ズルいです!!!」
『これが契約なのです♪もう私はご主人様のものですから』
「な、なら杏珠もお兄ちゃんのものだから///」
杏珠が俺の方に顔を真っ赤にして近づいてくる
いやいや、何してんだ杏珠。とりあえずスルーで
「あ~、よろしくアウラ」
『お願いしますご主人様!』
「お兄ちゃんにスルーされた!?そんなぁ・・・・」
いろいろあったがアウラと契約できた
魔力が増えた感じはまったくしないのだが・・・・・
でもこれでやっと俺も魔法が使えるはずだ。元の世界に帰る手がかりもみつけたし、これからも頑張りますか。強くなるために!!!
投稿が遅れてしまいました。すみません
最近忙しくて書く時間が少ないので・・・・
その短い時間でなんとか書き続けていきたいと思います!!
感想など送ってくれると嬉しいです♪
これからも暇なら読んでみてくださいww