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4話 森のおじさん

3話が長いと思ったら4話のほうが長くなったので

今回、いつもより長いですww

「いったい何が起きたんだ?」


今日は色々と起こってばかりいる

光に包まれて異世界に来るし、目が覚めたら変な森にいるし、恐竜に襲われるし、

その恐竜も急に落ちた雷に撃たれて死んでるしで驚いてばっかだ


「誰がこの雷を??」


「なんか森の奥から声が聞こえたような・・・」


杏珠も俺と同じで驚いていた

だが聞こえた声のほうが気になるらしい

とりあえず声が聞こえたほうに話しかけてみよう


「えっと・・・助けてくれてありがとう。そこにいるなら出てきてくれないか」


そう言うとガサガサと音がして一人のおじさんが出てきた

最初はこのおじさんが?とも思ったが、今は”実はすごい強い人”としておこう


「おじさんが助けてくれたのか、ありがとう。危うく死ぬとこだったよ」


「ありがとうございました。おじさん強いんですね」


俺が礼を言った後に続けて杏珠も礼を言うとおじさんが話しかけてきた


「いや、礼には及ばん。質問なんだが、なぜお前等はこの森にいるんだ?街からはだいぶ離れているが」


おじさんから質問があったのはいいが、本当のことを言っていいんだろうか・・・

違う世界から来たといっても信じてはくれないだろう

だからと言って命の恩人に嘘をつくのは、

と考えているとおじさんがまたしゃべりだした


「まぁ、言えないのだったらしゃべらなくてもいいが・・・」


「・・・・」


俺はおじさんに何も言えなかった

ふと杏珠のほうを見ると真剣な顔で俺を見ていた

その顔はまるで”本当のことを言おう”と言っているみたいだった

そんな杏珠を見て俺は意を決し話し始めた


「信じてもらえるかは分からないが実は俺たち違う世界から来たんだ。急に足元が光り始めて気が付いたらこの森にいた」


おじさんは驚いたような顔をしていたがすぐ納得していた


「なるほどな。それでこんな森の奥にいたのか」


「えっ!信じてくれるのか!?」


俺も杏珠もおじさんがすぐ信じてくれたことにとても驚いた

普通は冗談だと言って馬鹿にしてくるところだし、すぐには信じられないだろう


「そりゃ、信じるぞ。俺の昔の友人に異界人がいたからな」


「そうなのか!?ちなみにその人は今・・・」


その人がいれば日本に戻れるかもしれないと少し期待していた

だがその期待もすぐ消えてしまう


「あぁ、10年前に死んでしまったよ」


「そうだったのか・・・すまん。こんなこと聞いて」


「いいんだ。ところでお前らの名前は?」


おじさんが気を使って話題を変えてくれた

確かにずっと名前を言ってなかった


「俺の名前は神崎 優汰だ。こっちは妹の杏珠」


「杏珠です。よろしくお願いします」


「よろしく。俺の名はフィル・ローガンだ、わけあってこの森に住んでいる」


どんな理由があるのか気になったが聞くのは失礼だろう

そんなことより、この世界のことを聞いたほうが得なはずだ


「いろいろ質問したいんだが・・・・・いいか?」


「ああ、俺がわかる範囲なら答えてやる」


「まず、ここは何処なんだ?」


一番最初に聞きたかった

ずっと森の中でどんなとこなのかも情報が無かったから最初に聞きたかったのだ


「ここはウィステリア大陸にあるアレイシスの森だ。精霊が住まう森として有名だな」


「精霊?」


「ああ、この森には風の精がいるらしい。会ったことは1度もないが」


おじさんも見たことはないのか

本当にいるかはわからないけど、もしいるなら一度会ってみたいななんて思ってしまう

杏珠も同じことを考えているのかテンションが上がっていた


「精霊!!精霊ってあの精霊ですか!!!心がきれいな人しか見れないっていうあの!!!この世界には精霊や精霊のような可愛いのがたくさんいるんですかーーー!?もしかして、けもみみっ子もいたりするんですか!!!!!!!!」


・・・・・・テンションが上がりすぎている気もする

杏珠は可愛いものが大好きすぎて元の世界でもロリ系や、けもみみっ子などのものしか見ていない

一応女の子だよね。可愛いものが好きなのはいいけど偏っている気もする

いったい誰が妹をこんな風にしてしまったんだ!・・・・・・・・・・・・・・・・・あっ、俺か

俺がアニメを見ているときいつも横で杏珠も見ていた。きっとそのせいだろう


「あ、ああ、そういう認識で間違ってはいない。けもみみっ子といえば獣人族(じゅうじんぞく)がいるぞ」


おじさんも少し驚いていたがちゃんと質問には答えてくれる

見た目はちょっと怖そうだが律儀な人だな


「やっぱり!早く会いたいな~♪」


「えっと、すまん。こんな妹で」


とりあえず、おじさんには謝っておこう

相手にするのも大変だから


「気にするな。いまさらだが、ここで話してるといつ魔物が来るかわからんぞ。俺の家がすぐそこだからそこで話を続けよう。ついてこい」


ふと思ったのだが、ここは危険な森じゃないのか?

なぜこの森に住んでいるのかやっぱ気になる。今度聞いてみよう


******


しばらく歩いていくと家がポツンと建っていた

ここがおじさんの家なのだろう。どう見ても普通の家だが魔物がきて壊していかないのだろうか


「おじさん、ここには魔物は来ないのか?いかにも普通の家だが・・・」


「んっ?魔除けの魔法をかけているから大丈夫だぞ」


ま、魔法!?やっぱり異世界には魔法があるのか。

俺たちにも使えるのか??一度試してみたいな


「てことは、さっきの雷も魔法なのか?」


「その通りだ。」


「魔法って誰でも使えるのか?できるなら俺も使いたい。教えてくれないか?」


「あっ!杏珠も使ってみたいです!」


魔法はロマンだ、やはり異世界に来たら魔法だろう。


「・・・・お前ら、行くあてもないよな。もしないならここで魔法などを教えてやってもいい」


「本当か!ぜひ頼む!!」


「お願いします!!」



いろいろ聞いてみるものだな。なんか魔法も教えてもらえるようになったし、住む場所も確保できた

これからの俺たちの異世界生活がどうなるか楽しみだ!!!

これからは1000~2000文字ぐらいで投稿したいと思います。

できたら感想や評価をしてくれると嬉しいです(^0^)/

こんな小説をブックマークしてくれた人ありがとう♪

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