表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不可解な現世に愛を叫ぶ  作者: 朱雀
2/2

第1話「邂逅」

 世界滅亡説というものは、実に面白い物だと思う。いつ訪れるか分からない未知の存在に、ある人は恐れ、またある人は胸を踊らせる。最近のものであれば、2015年9月のものだ。

 まぁ、遅刻しそうになる奴が言う台詞ではありませんけどね。

   「ややや、やべぇ! ちぞk……噛んだっ!遅刻する!」

つー訳で、俺のいつも通りの一日が始まる。

俺こと師島蓮は、16歳、高1。あだ名はまだ無い。後期中間の点数が非常にマズイ状態になってしまった為、塾に通うことになってしまった。面倒臭ぇ…1日に四時間も自主勉に時間を使えるか!…え?あんたの個人情報は知らなくていいって?酷いなー。

「おはよう、貴様ら!……また師島は遅刻か!」「いや、ギリ間に合ったっす」

 この糞ジジイは、俺のクラスの担任、ごr………松風。「風」の字が入るから、どんな爽やか系イケメンor絶世の美女なのだろうと思いきや、ゴリゴリだ。クラスメイトも皆、「今時体罰教師とかww」と思っている。



······昼休みになった。気持ち悪い体罰教師から解放される、至福の一時。

「廻斗ー!」ちなみに、廻斗とはおれの親友の名前だ。

「蓮」心底憂鬱そうに廻斗は俺を呼ぶ。

この性格には理由があった。

廻斗を一言で表すとすれば、[ド平凡]だ。分かりやすく説明するなら、こいつには特徴がない。特別弱い訳ではなく、かといってとりわけ強い訳でもない。

だが、こいつはそのことを素直に受け入れすぎている。その為、それほど物事に対して熱いわけではない。

「蓮、僕はどうやったら取り柄のある、強い人間になれる?」

「またそれかよw」

そして、これを本気で考える俺。

「うーん、分かんねーな・・・」

そして、廻斗のところから立ち去る。

···何やってんだ、親友の質問を適当にはぐらかすクズがいるか!ガチでしね、俺!

ああもう、思い出すだけで嫌になる。弱いのは俺の方じゃないか。こんなときは、明るいことを考えよう。

と、半ば強制的に考えることを変えることにした。

あー、俺も強くなりたいなー。ある日突然、都合よく超能力とか手に入んないかなー。そんなテンプレ的な展開、無いかなー!召喚士とか格好いいからなー。女子にモテるだろうなー。いやぁ、俺もともと彼女いるか!hahahaー!

そして俺は、やらなきゃいいのに···なコトを半ば無意識に、自室気分で、叫んじゃう。

「異界より、バハムート召喚っっ!!!!」

···

やっべ、恥ずかしい。てかガチで恥ずかしいぃぃぃっ!!!

嫌だ嫌だ、恥ずかし過ぎる!!恥ずか死ぬっ...

いや、なんか変な音しません?落ち着きを取り戻した俺は気付く。

まるで、巨大な鳥が、こちらに向かって来るような音が。

そして。

がっしゃああぁぁぁあん!!何かがぶつかり、派手に窓ガラスが粉砕される音が、盛大に響く。

俺や廻斗ももちろん含めたクラスメイト全員が、割れた窓の方向を向き、釘付けになる。

金髪の、何より背中からリアルな翼の生えた女の子が、そこに立っていたからだ。

「やっと気づいたか。召喚士。」

「あのう、どなた様でしょう?」

「…うぇ、え、え、えぇぇぇーー!!ちょ、わ、笑わせないでっ!は、腹痛いっ、笑い死ぬっ!

 ···は、ははーん、私分かっちゃったぞ♪さてはお前、人間族と鶏のハーフだなっ!!」

人間[族]という部分に疑問を感じて、

「だからお前誰だっつってんだよ!!日本語分からないのか!!!」

そう問いただすと、その子は衝撃的な答えを発する。

「分かってないのはお前だよ。さっき召喚したはずでしょう。お前のその口で。

   私は、いや私こそが!バハムートよ!!!」

「馬鹿なんすか?」

え、ちょ、言ってる意味が分からない。この子、キ○ガイなのかな??


ただ、この時の俺は、この出逢いが単なる偶然の訳がなく、必然的なモノだったということを、知るよしも無かった。

   To be continued.

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ