世界移動
たまたまそういうのがあったので、自分がパラレルワールドへ行けたら、こういうのがいいなーという妄想ストーリーです。所々に作者の実体験を織り交ぜています!そ、それではどぞ〜(・Д・)ノ
パラレルワールド。それは自分がいる世界とはどこか微妙に異なる世界。俺はそんな世界に少し憧れていたのかもしれない。
俺は23歳。家族と暮らしていて、フリーター。一般的に言う、ヲタクの部類でフリーターってこともあってか、仕事がない時は好きな時に好きな事をしてた。そんな生活に十分満足していたが、どこか飽きを感じ始めていたのかもしれない。
ネットで「異世界へ行く方法」ってのを見つけた。見てみると、パラレルワールドへの方法も書いてあった。今の生活に飽き飽きしていた俺は何の躊躇いもなく、その方法は試した。そして寝た。それは寝ている間に起きるらしいので、すぐ自分の部屋で寝た。
朝起きて、すぐには目を開けなかった。正直そこまで信じてなかったし、変わっていてらどういうふうかわからなかったからだ。そうして俺は恐る恐る目を開けた。
(……………知っている天井だ。)
そう思った。寝る前と変わらない目を閉じる瞬間まで見ていた天井だ。
(なんだ……結局デマか。)
そう思って朝メシでも喰いに行こうと、ベッドをおりたその瞬間、部屋のドアが開いた。
「あなた〜、もう起きてる?」
いきなり女性が入ってきて、そんなことを抜かしやがった。返事が出来ず、ぼっーっと突っ立ってたら、まだ寝ボケてると勘違いしたのか、その女は近付いてきて、抱き締めてきやがった。
「まだお寝坊さんなのかなー?」
「ちょ!ちょっと待ってくれ!」
俺は優しくその女を振りほどいた。そしてベッドに座り、考えた。
(昨日試した方法は成功していて、パラレルワールドに来たのか……?パラレルワールドは確か似ているが、絶対にどこかが異なっている世界だ。そうだ、ここは絶対俺の部屋だ。そしてこの女のいいぶりから察するにこいつは俺の彼女、もしくは奥さんの可能性がある…………え、マジk…)
そう深く考えると
「な〜に黙ってるの?私が可愛く見えた?」
そう言われて、ふとそいつの姿を見る。髪色は黒でポニーテール。乳はそこそこで美乳と言った感じ。まさにボンキュッボンと言うのに相応しいスタイルだ。それに今はエプロンを着ていて、まごうことなき奥さんだ。
「ま、まぁ、いいんじゃないんでしょうか?」
そう返すと女は照れながら
「え?え?ひどく珍しく本音を言うね、あなた!」
女がそんなことを言っている間、俺は思った。本当にパラレルワールドに来たのなら、元々ここに居た俺と明らかに変わってしまってることがバレてしまう。だから、俺は
「ど、どうやら記憶が無くなったみたいなんだ。すまないが君の事もわからない。俺の名前もわかるし、ここが俺の部屋だってこともわかる。でも、それ以外は思い出せないんだ。」
と、言った。女の事がわからないのはホントだが、記憶喪失はもちろん………嘘だ。
いや〜、こんな奥さん居たらいいですよね。ボンキュッボンの奥さん。毎朝起こしてくれるんですかね。ぼくだったら、すぐ起きますね。あ、これは連載といっても、長期連載はしないと思います。長くて、3話くらいに収めようと思っています。ではでは、第2話で〜(・Д・)ノ