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浜辺の奇跡  作者: ルカ
10/10

海宝の舞

「おーい!!」

優希の声が響く。

「お!やっときたぞ海音と優希!」

それに真っ先に気づいた智也が手を振って答えた。

「よし!それじゃあ全員揃ったし、遊びまくるぞー!」

「おー!!!!」




それから5人は遊んだ。

射的や金魚すくい、たこ焼き早食い競争。いろいろなことをやった。

そして時間は過ぎていく。




「さぁ次は」

優希が次の遊びを決定しようとすると瑠璃が優希の袖を引いた。

「・・・もうすぐまいがはじまる」

「お、もうそんな時間か!!」

優希はそう呟いてドンドン上にあがっていく。

それを追いかけて奈々たちもあがっていった。

「ちょっ、優希!?みんな!?」

驚きながら海音も後を追う。


神社本殿が近づいてくるとかすかに太鼓の音が聞こえてくる。

上りきるともの凄い数の人たちがひしめき合って立っていた。

その中から優希が出てきて手を取ってくる。

そのまま人混みの中に連れていかれた。



少しの時間、人の波に揉まれ一番前の列に出る。

「ほら始まったよ!」

出た瞬間奈々に手招きされた。

しかし、海音は奈々に反応できなかった。

海音の目は本殿の舞台で舞を踊る女の子に釘付けになっていたから。


本殿では海音たちと同い年くらいの女の子が大弊(おおぬさ)を振って舞っていた。


「すごい・・・」

そんな言葉しか出てこなかった。

周りを見回すと本殿前に集まっている人たちは皆、舞台に注目していた。

瑠璃なんて身を乗り出して見つめている。



舞は5分ほど続き女の子が奥に消えていく。


そしてすぐ花火が上がった。

まるで花火を合図にしたかのように周りの人たちが本殿前を去っていく。


「どうする?」

奈々が最初に口を開く。

「んー、今年は面倒だしここで見よう」

そう言って優希は本殿に続く階段に座って花火を見出した。

優希に続いて皆で座って花火を見る。



「凄かったでしょ?」

少しして奈々が聞いてきた。海音は花火を見たまま答える。

「うん・・・すごかった」

「あの子はねー、海音たちと同い年なのよ!」

「え!?おないどし!?」

驚き奈々の方を見る。

「うん、すっごいかわいい子だよねー」

そう言ってニヤニヤしながら奈々は花火に目を移す。

海音は驚きながら本殿を振り返り数分前まで女の子がいた場所をただ見つめ続けた。













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