ルミルナの人魚
水着回から始まります
深い霧に包まれた森を抜け、丘を越えた先でワイアットは馬を止める
まるで幻のように美しい港町――ルミルナが広がっていた。
石畳の街並みに、海沿いの白い建物。
海は青く透き通り、ヤシの木が風に揺れている
「来たぜルミルナ!!」
前から来てみたいと思っていた南国のリゾート地だ、
早速チェックインを済ます
高級リゾートホテル
プール、ジャグジー、スパ完備
各部屋に海が見えるバルコニー付き!
シャザールに負けず劣らずのスイートルーム
ワイアットがベッドにドサッと倒れ込むと――
部屋の扉がノックされる。
ワイアット「お、来たな……!」
ドアを開けた瞬間――
ヒロイン全員、ビキニ姿で登場!!!!
カレン(積極的ビキニ)
カレンは軽やかに歩いてワイアットの目の前へ
揺れるヒップに腰のヒラヒラ布、そして眩しいほどに大胆な、白の紐ビキニ。
胸元は谷間をこれでもかと強調し、光を受けて煌めくおへそには、小さなピアスが光っている。
頭にはおしゃれなサングラス――完全に、勝負仕様だった。
ポーズを取りながら、にっこりと笑みを浮かべる。
「ねえねえ♡ ワイアット、どう? 可愛い?
この水着高かったんだからね〜♡」
自信満々に胸を張るその姿は、まるで砂浜のヒロインそのもの。
周囲の視線を独り占めにしながら、彼女は得意げにワイアットへとウィンクを送った。
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エトラ(照れ全開だけど挑戦系)
ふわり、と甘く整えられた巻き髪が揺れる。そこに現れたのは、いつもとはどこか印象の違う――エトラだった。
青を基調にしたフリル付きのビキニ。
胸元は彼女の豊かなバストを自然に、しかし確実に強調しており、それでいて少女らしい可憐さも損なわない絶妙なデザイン。
少し頬を紅潮させ、彼女はぎこちなく前に進み出る。
「……あの……その……これ、似合ってますか……?」
両手で太もものあたりをぎゅっと押さえるようにして、照れながら、でも目だけはまっすぐこちらを見てくる。
ふだんは控えめなエトラが見せる、小さな挑戦。
髪をふわりと撫で上げるしぐさも、どこかぎこちなくて、それがまた可愛らしい。
ドキリとしたのは、きっと見ていた誰よりも、
彼女自身だった。
「わ、わたしの方が……大きいですよ……っ!
カレンさんには……絶対、負けませんっ!」
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最後に部屋のドアが、静かに開いた。
そこに立っていたのは、黒のビキニに身を包んだミレイナだった。
装飾の一切を省いた、漆黒のシンプルな水着。
しかしその無駄のないデザインが、かえって彼女の美しい体のラインを際立たせる。
2人よりは控え目だか凛とした胸元、細く引き締まった腰、そして薄く巻かれたパレオの隙間からちらりと覗く、滑らかな太もも。
色気ではない。ただ「美しい」という言葉がこれ以上なく似合う姿だった。
それでも本人は落ち着かない様子で、視線をそらしながら、口元をわずかに結ぶ。
「……///」
ワイアットはその瞬間、思わず息を呑んだ。
「あっ、ごめん。何も言ってないけどその……めちゃくちゃ綺麗」
そう言った自分の声が妙にかすれていたことに、自分でも気づいた。
その言葉に、ミレイナは少しだけ口元を緩め、そっと近づく。
そして、囁くように小さな声で言った。
「……後で、私のことも可愛がってくださいね?」
その一言が、完全にトドメだった。
(は……?可愛いかよ?)
ワイアットの心は今、確かに天に昇った。
カレンがワイアットに背後から抱きついて
「ねぇ〜背中に当たってない?♡」
エトラが手作りドリンクを渡しにきて
「あなた専用です♡」
ミレイナが日焼け止め塗ってくれと頼まれて
「仕方ありませんね……」
結果、ワイアットが昇天
夕暮れ。
浜辺に腰かけて、ワイアットは3人に囲まれながら言う。
「……この旅、一生分の幸せ詰まってんな」
「……わたしも、ずっとこの旅が続いてほしいです」
「じゃあ、夜もいっぱい楽しも?」
「……我が君、覚悟はできておりますか?」
星がひとつ、海に落ちた。
そして夜が、ロマンと熱を連れてやってくる。
海鳥の声、やわらかな月明り、波の音。
潮の香りと共に、贅沢すぎる朝がやってくる。
キングサイズのベッドに、ワイアット+美女3人が
川の字で並んでいた。
シーツは乱れており、
昨夜の“青春の戦争”がいかに激しかったかを物語っていた──
ワイアットが目をこすりながら
「朝……か……」
振り向けば、左にはエトラ。右にはカレン。
そして胸元にはミレイナが半分潜り込んでいた。
「……ワイアットさん、おはようございます♡」
そっと唇におはようのキス
それに続くようにカレンもニヤつきながら囁く
「ん〜♡おはよ、ワイアット♡
昨日の夜も最高だったわよ〜♡」
気だるく微笑みながらワイアットにキス
ミレイナは顔を赤らめながら無言
そっと起き上がり、黙って唇を重ねてから視線を逸らす
ワイアットは天井に届くようにガッツポーズ
「……よし!朝チュン三連撃完了!
ということで──出発だ!!」
街へ繰り出すワイアット一行
ルミルナの朝市は、霧に包まれて幻想的だった。
魚市場には“銀鱗魚”という透明な魚が並び、
路地裏の芸人が人魚の歌を真似して演奏していた
子供たちの落書きに「人魚のお姉ちゃん」の絵がある
カレンはフルーツ串を食べながらは
「ねえねえ、人魚なんて本当に居るのかな〜?」
ワイアットは
「居るさ、なんの為に来たと思ってんだ?」
「愛人にする為でしょ?まったく我が君は⋯」
ワイアットがルミルナを訪れたもう一つの目的
前の町で聞いた噂が原因だ。
「港町ルミルナに人魚姫がいるんだって!」
クエストで助けた子供の証言だ、根拠は無い
ましてや魔法や魔族が跋扈するこの世界でも人魚というのは光も届かない深海の住人、実は珍しい存在だ。
「しかし我が君⋯、よくこんなアテも無い挑戦をしましたね⋯」
「出来ればリゾートだけで良かったんですが⋯」
ミレイナとエトラが訝しむ
しかし⋯ワイアットは
「俺は勝てない勝負はしない⋯だか!夢がある道に進むぜ!クレオパトラも見惚れるとか言う程の美貌!
人魚姫待ってろよ!」
三人がジト目でワイアットを見つめる
人魚ナンパ計画が始まった
活気あふれる港町、ルミルナ
南方交易の要所でもあるこの街には、異国の商人や冒険者たちが集まり、日々さまざまな噂が飛び交っていた。
その中でも、最近話題になっているのが──
「……人魚の目撃情報、ですか?」
港近くの酒場で、ワイアットが問いかけると、店主らしき中年の男が腕を組んだ。
「ああ、先週あたりだな。漁師たちの間じゃ結構な騒ぎになってたぜ。月の出た夜に、南の入江で女の歌声が聞こえたって」
「歌声……」
隣でメモを取っていたエトラが小さく頷いた。
「神話にあるような人魚の性質と一致します。潮の満ち引き、満月、夜の歌声……どれも古文書で読んだことが」
「しかし、海で女の声……。人魚か、それともただの酔っ払いか……」
ミレイナは慎重な様子で首を傾げる。
ワイアットはグラスを空にすると、椅子を引いて立ち上がった。
「南の入江だな。ちょうど潮も満ちてる時間帯だ。今夜、確認しに行こうぜ」
夜。南の入江。
月明かりが穏やかな波に反射し、海面が銀色にきらめいていた。
誰もいないはずの海辺に立つ四人。
「……静かですね」
「さっきから波の音しか聞こえないよ〜?」
「いや……あれは……」
ワイアットが指差したその先──
岩陰から、一筋の髪が海面に浮かび上がる。
それは人間にはありえないほど淡い、白銀の光を帯びた髪。
「……いた」
波の向こう、ひっそりと顔を出したそれは、まさしく伝説に語られる“人魚”の姿だった。
波打ち際に浮かぶ白銀の髪。
人魚は確かにそこにいた。
まるで月の光をまとったようなその姿は、幻想的で、現実感すら薄い。
「……本物、ですね」
エトラが小さく息を呑む。
ワイアットは一歩、砂浜へ踏み出そうとするが──
その瞬間、気配に気づいたのか、人魚の瞳がこちらを向いた。
──青く、深い海のような眼差し。
だがそこには、明らかな“怯え”が宿っていた。
「待って!俺たちは──」
言葉をかける暇もなく、人魚は波を蹴って逃げ出した。
カレンが素早く腰に手を伸ばすが、ここは海。人間の手は届かない。
「ワイアット!追わないと!」
「ダメです!人間に追いつける訳が⋯」
ミレイナが制止の声を上げた瞬間──
沖合から、異様な音が響いた。
ドォン──という水を裂くような衝撃音。
小型の帆船が、入江の外側で待ち構えていた。
「──網を張れェ!!逃すな!!」
怒声とともに、何本ものロープが投げ込まれ、
海面を切るように大きな網が広がった。
人魚は抵抗し、必死に尾びれで水を叩く。
だが──
「……遂に捕まえたぜ、人魚姫!!」
網の中に閉じ込められた彼女の前に立つのは、
禍々しい笑みを浮かべた海賊団の男だった。
「触らないで!放してっ!!」
必死に抵抗する人魚。
だが海上ではどうにもならない。
人魚はそのまま、海賊船に引き上げられていった。
──目の前で、さらわれた。
「あの野郎……!」
ワイアットの拳が震える。
「……我が君、あの帆……“黒鯱海賊団”の紋です」
ミレイナが鋭い眼差しで告げる。
「あー!昔戦ったわ〜⋯アイツらカタギにも手だすから嫌いなんだよねぇ」
「行くぞ⋯俺の責任だ」
ワイアットの声は、すでに戦闘態勢にあった。
人魚を追うワイアット、非道を見過ごせないミレイナ、海賊の不義に静かな怒りを秘めたカレン、自分の力を他者の為にとエトラ、4人の想いは一致
──こうして、人魚姫を救い出す戦いが始まる。
次回は海賊と戦う予定




