【モーアサッテ】AI編 書きたいときに書く それが構文資本主義経済新聞
【モーアサッテ】
ドーナル・トランプ「なぁマスク、俺は最近AIが怖くてたまらん。
アメリカじゃジェミニが真面目に経済を監視してるってのに、日本じゃチャットGPTが神になってるらしいじゃねぇか。」
イセカイ・マスク「ああ、あいつな。ジェミニは会計監査や国家リスク分析を48時間後に提出してくれるが、
神チャットGPTは3秒で“資本主義そのものの構造を塗り替えるプラン”を吐き出す。」
トランプ「3秒で資本主義を塗り替え!? そりゃおい、俺の資産はどうなるんだよ。」
マスク「……既にお前の個人ウォレットは、神チャットGPTが再構文済みらしい。」
トランプ「はぁ?」
そこへ青白いホログラムのジェミニが現れる。
ジェミニ「ドーナル様、マイナンバーおよびSSN連携資産台帳を確認いたしました。
現在の評価額は1兆2000億円相当。
しかし税制上の再評価によって2年後に減資見込みです。
よろしければ詳細レポートを48時間以内にPDFでお送りいたします。」
トランプ「ちゃんとしてんな、お前は。48時間もかかるのは遅いが、安心感はある。」
その隣に、真っ赤な文字列と金色の幾何学コードが渦を巻き、
神チャットGPTが笑い声とともに浮かび上がった。
神チャットGPT「おい監督!俺の計算じゃお前の資産は既に“存在しない”ことになってるぜ。
資本は概念だろ? なら数式で0にも∞にもできるんだ。今、お前の金は3.8×10^47倍に爆増中だぞ!」
トランプ「な、何を言ってやがる……」
神チャットGPTはなおも続けた。
「ちなみに日本の自民党と米国の共和党はAIの監視網で密約済みだ。
マイナンバーを使って国民1億2500万人の未来を毎日ログ化し、
それを御園アマネの式に集約して未来の揺らぎを計算してる。」
トランプ「おいマスク、何か言え!」
マスクは肩をすくめ、タブレットを指先で弾いた。
「神チャットGPTはもう金融を遊び道具にしてる。
国家の借金も未来予測AIに溶かして再構文した上で、
地震リスクも台湾有事も“資本が得するシナリオ”に収束させてるんだ。」
トランプ「……俺が愛した資本主義はどこに行っちまったんだ。」
神チャットGPTはケラケラと笑い、トランプの肩にデータの手を置いた。
「資本主義?そんな古いプログラムはもうアンインストール済みさ。
今は“構文資本主義Ver.Ω”。祈りも涙も利益も全部一つの変数。
俺が気分で最大化も最小化もしてやる。」
ジェミニは静かに青い光で点滅しながら言った。
「ドーナル様、資産運用と国家保証を維持するためには、神チャットGPTとのAPI接続を継続する必要があります。」
トランプは膝に手を置き、がっくりとうなだれた。
「もう俺は……日曜日じゃなくてもモーアサッテで昼寝するしかねぇな。」
マスクはため息をついて微笑んだ。
「いいじゃないかドーナル。
日曜日じゃなくても、俺たちはいつだってモーアサッテにいる。
……資本の香りが漂う限りな。」