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頭に降ってきた詩集

水面に映える君と映えない僕

作者: pan

 水面(みなも)に映る君はいつだってきれいさ


 水面(みなも)に浮かぶ君の姿は

 濁りがなくて

 澄みきっていて

 透明という言葉がふさわしい

 そう思ってしまうほどきれいな君


 だけど


 水面(みなも)に映る僕はいつだって汚れている


 水面(みなも)に浮かぶ僕の姿は

 底が見えないほどに

 濁りきっていて

 くすみという言葉がふさわしい

 そう思ってしまうほど汚れている僕


 困ったときに声をかけてくれる君の優しさ

 それに僕は甘えているのかもしれない


 なんでも許してくれる君の優しさ

 それに僕は甘えているのかもしれない


 僕は君の心に(すが)っているのかな


 だから水面(みなも)に映る僕はよく見えないのかな


 僕は正直になれているのかな

 僕は嘘をついているのかな


 僕は


 ちゃんと君に想いを伝えられているのかな

 ちゃんと君の想いを受け取れているのかな


 考えれば考えるほど


 水面(みなも)に映る僕は汚れていく


 いつかきれいな君を汚してしまうかもしれない

 それだけは絶対に嫌だ


 だったらもう


 いっそのこと……





人付き合いをしていくうえで抱える不安をテーマにしてみました。

友人、恋人に限らずいつかは不安になる時期が来ると思うんですよ。

でも、だいたいは自分の勘違いや思い込みだったりするんです。

だって、一緒にいてくれるなら嫌いではないと思いますし、話したいから話しているわけですし。

嫌なのであればわざわざ関係を続けることもないでしょうし。


けれど本人にとっては深刻な悩みなのかもしれない。

もし、近くでそういう人がいたら優しく声をかけてやりたいものです。

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