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序章

 創世の頃、太陽神ソル・ソレイユと地母神ガイア・アースは恋に落ちた。だが触れ合うことも許されぬ境遇に絶望した地母神ガイアは、己の身を断つために後に「覇皇剣」と呼ばれる剣を創り出した。

 しかし地母神の身を断つということは、すなわち大地を引き裂くこと──それは世界の消滅を意味することとなる。

 そこで互いに神としての務めは果たさなければならないが、心だけ人の身に宿して転生し、人としてもう一度出逢おうと約束した。

 ──そこから二神の永い旅が始まる。


 後の世で地母神と出逢った太陽神は、彼女に仕える騎士となった。その時代は永く続いたが、ある時魔王が現れて世を乱し始めた。太陽神は銀色の竜を駆り、同じく地母神に仕える四人の騎士と共に魔王と戦った。だが、戦いの中で太陽神は魔王と差し違え、魔王の封印に成功するが、彼自身もまた絶命する。

 悲しみに暮れる地母神だったが、いつかまた甦るであろう魔王を倒すため、そして太陽神に再び逢えることを信じて輪廻の宿命に身を投じた。

 創世の二神は今も世界のどこかでお互いを捜し求めているのかもしれない──


 戦いの舞台となった場所にはその頂上部からは世界が見渡せると言われるほどの巨木があり、その巨木が魔王の封印の目印だと言い伝えられている。


 これは世界の理であり、誰もが知っているおとぎ話。

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