6,絶望と
六話目の投稿♪
取りあえず目指すのは100PV/日!!
是非皆さん読んで行ってください!
誤字脱字はコメントお願いします!
***
脳みそがかき混ぜらているような強い不快感。
五臓六腑が宙に浮き、心臓が直接撫でられるような恐怖。
遠ざかる意識の奥で。
<環境変化に耐えられないと判断。強制的に進化をします>
そんな声を、聴いた気がした。
***
「何処だ、此処………」
未だ目の前に光を幻視しながら、ふらふらと立つ。
さっきまでいた森よりもずっと暗く、悍ましい。
常に心臓を握られているかのような強迫観念が纏わりつく。
気配隠蔽は……大丈夫、使っている。
魔力遮断も、魔力操作と併用している。
大丈夫、見つかりはしない。
さっきから感じる視線も、脳内にある大量のモンスター反応も、全部気のせいだ―――――。
「ステータス」
――――――――――――――――
名前:
種族:デメテルの使徒
メインジョブ:上忍
セカンドジョブ:闇魔術師
サードジョブ:NONE
レベル:1
――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
SP:20
武器スキル:
武具-----------
‣暗器Lv9
‣杖Lv1
‣剣Lv1(new!)
魔法スキル:
自衛-----------
‣闇魔法Lv9
‣光魔法Lv5(new!)
回復-----------
‣二重息吹Lv5
‣光魔法Lv10(new!)
特殊スキル:
自衛-----------
‣暗殺Lv7
‣護身術Lv3
技能-----------
‣気配隠蔽 Lv9
‣気配察知 Lv5
‣魔力遮蔽 Lv3
‣魔力感知 Lv1
‣魔力操作 Lv8
ユニークスキル:
‣貪欲ナル異端者 La 2
‣鑑定 La 2
―――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――
EP:2
ステータス値-------
STR;10
ATK;7
VIT;2
DEF;1
INT;6
RES;1
DEX;7
AGI;10
LUC;2
―――――――――――――――――――
―――――――――は?
いつの間にか、種族が人間じゃなくなっている。
気絶の直前に感じたあの声は気のせいじゃなかったのか。
今はそんなことを考えている余裕はない。
SPを割り振る。
―――――――――――――――――――
SP:0
武器スキル:
武具-----------
‣暗器Lv9
‣杖Lv1
‣剣Lv1
魔法スキル:
自衛-----------
‣闇魔法Lv9
‣光魔法Lv5
回復-----------
‣二重息吹Lv9(↑4)
‣光魔法Lv10
特殊スキル:
自衛-----------
‣暗殺Lv7
‣護身術Lv9(↑6)
技能-----------
‣気配隠蔽 Lv9
‣気配察知 Lv9(↑4)
‣魔力遮蔽 Lv8(↑5)
‣魔力感知 Lv2(↑1)
‣魔力操作 Lv8
ユニークスキル:
‣貪欲ナル異端者 La 2
‣鑑定 La 2
―――――――――――――――――――
まだ安心できない。
残しておいたEPも割り振る。
―――――――――――――――――――
EP:0
ステータス値-------
STR;10
ATK;7
VIT;4(↑2)
DEF;1
INT;6
RES;1
DEX;7
AGI;10
LUC;2
―――――――――――――――――――
此処は、人間が生きていける場所じゃない。
直感で分かった。わからされた。
だが、死にたくはない。
なにがなんでも生き残ってやる。
絶対に。
拳を握―――――ろうとして。
左腕がないことに、ようやく気付く。
ふと見れば、目の前にはカメレオンのようなモンスターが、大きな目でこちらを見ていた。
何故かは、わからない。完全に、運だった。
咄嗟に前に突き出した剣に――――カメレオンの舌が刺さった。
「ギャアアアアアアアアアアアァァァァ!!!」
絶叫が響いた。カメレオンの眼がぎょろりと動く。
身体が、強張る。
指一本でも動かしたら死ぬ。
そんな直感が、体を止める。
剣が、紅く脈動する。
それと同時に、カメレオンの悲鳴もか細くなっていく。
一切動くことの無いカメレオンは、少しずつ、少しずつ悲鳴が小さくなっていって。
やがて、完全に息絶えた。
<チャメロンを殺害しました>
<レベルが上がりました>
<メインジョブ《上忍》がクラスチェンジ可能になりました>
<セカンドジョブ《闇魔術師》がクラスチェンジ可能になりました>
アナウンスを聞いている暇などない。
全力で気配隠蔽と魔力遮断を使いながら跳ぶ。
背の高い巨木の天辺に着くと、あたりを見渡した。
地平線の彼方まで広がる、日のない森。
空は曇天が続き、毒々しい紫が世界を覆う。
下を見れば、先程のカメレオンの死体に、大量のモンスターが群がっていた。
あの悲鳴が呼び寄せたのか、はたまた俺の気配によって来たのか。
「絶対に生き残ってやる……!」
凍る背筋を無視して、右の手のひらを固く握る。
絶対に、生き残る。
***
「まずは腕だ」
なんと、いつの間にか獲得した光魔法のお陰で、左腕は完全に治せることが判明した。
嬉しい誤算だ。
ただし、多くのエネルギーを消費するらしいので、腕を治すのは食料が手に入った所で気絶しても大丈夫な環境を整えてからの方がいいだろう。
「今は止血するしかないか」
光魔法で、痛みなく傷を塞ぐことができる魔法があったので、それを使って左腕の傷口を閉じる。
次にすることは、服だ。
実は今まで、服はなかった。服はあきらめかけていた。
だが、どうやら闇魔法で体を覆うことができるらしい。
服と呼べるかは疑問だが、魔力で覆った場合、黒くなるので、肌色よりはこの暗い森に擬態できるのではないだろうか。
「魔纏」
目と口以外のすべての部分を、漆黒の魔力で覆う。
これで少しはモンスターから逃げられるだろうか。
うーん、難しい。絶望的な状況をかくのって本当に難しい。
主人公君……頑張れ(*´∇`*)。
星、コメント是非是非お願いします!!
コメントは一言でも全然おk!
貴方の指先ひとつが、私を喜ばせられるのです!
え、別にお前を喜ばせたいと思わないって?Σ( ゜Д゜)………(´;ω;`)ウゥゥ
続きが気になる方は、是非ブクマを!
乙夜の活躍()を見逃すな!