17,死体
つ「17話」ポイッ
↑
手
17話、どうぞ!
ギルドカードは獲得した。
「じゃあ、もう一つの用事だ。冒険者ギルドで魔物の買取はしているのか?」
「勿論です。基本的にどんな魔物でも買い取り対象ですが、こちらの定めた値段に対する抗議などは一切認めていません」
……色々大変なんだろうな。
値段を上げろとかっていう声が。
まあ冒険者の方も命を懸けて魔物を狩ってくるわけだから、安いと抗議したくなるんだろう。知らんが。
「分かった。それでいいから、今買い取ってもらえるか」
「それは構いませんが……素材の方は何処に?」
首を傾げる受付嬢の前のカウンターに、スマトートの死体をポンと置く。
影から取り出したものだ。一応念のためにと、森を出る前に何体か死体を影の中に突っ込んでおいたのだ。非常食にもなるしな。食いたくないけど。
「今、何処から……!?……いえ、何でもありません。これを買い取り希望ですか?」
「ああ、頼む」
「これは……分かりました、少々お待ちください。鑑定のものを呼びますので」
そういって彼女は再び奥に引っ込んでいった。
その間にステータスをいじっておく。
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SP:86
武器スキル:
武具-----------
‣暗具Lv10
‣百般Lv10
魔法スキル:
自衛-----------
‣闇魔法Lv10
‣光魔法Lv10
‣影魔法Lv10
‣影支援Lv10
‣結界魔法Lv10
回復-----------
‣重息吹Lv10
‣光魔法Lv10
‣超回復Lv10
特殊スキル:
自衛-----------
‣暗殺Lv10
‣護身術Lv10
‣魔眼Lv9
耐性-----------
‣不眠不休 Lv10
‣苦痛耐性 Lv9
‣快感耐性 Lv9
‣狂気耐性 Lv10
‣圧力耐性 Lv2
‣精神抑制 Lv1
技能-----------
‣気配操作 Lv10
‣魔力遮断 Lv10
‣魔力支配 Lv10
‣影化 Lv10
‣淘汰 Lv10
‣直感 Lv10
‣悪食 Lv10
‣専心 Lv9
‣並立思考 Lv10☆
‣立体起動 Lv9
‣ポーカーフェイス Lv9
ユニークスキル:
‣貪欲ナル異端者 La 9
‣鑑定 La 9
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手に入れた《ポーカーフェイス》をレベル9まで上げておいた。
今までは魔物相手だったから要らなかったスキルが、これからは必要になってくるのだろう。
その変化が、嬉しかった。
「待たせたな」
その声に顔を上げると、なぜかそこには見知らぬ男が二人いた。
一人は2メートルくらいありそうな巨漢で、筋骨隆々、スキンヘッドという中々インパクトの強いいでたちの男。歳は30くらいだろうか。
もう一人はそれなりに年を取ってそうな、腰の曲がった男で、如何にも職人然とした佇まい。
「ん?さっきの受付の人は」
「彼女では少々荷が重いって話だったんでな。俺が代わることになった。んで、こいつが素材鑑定する奴だ」
荷が重いって何だ。……そんなに俺の相手は苦痛なのか?
「ああ、気を悪くするなよ?お前さんが凄い奴すぎて、私では手に負えませんって俺のとこに来たんだからな!」
「……特に何かした覚えはないんだが」
「馬鹿言え、スマトートの死体をこんなきれいな状態で持ってきておいて、何もしてないだぁ?」
首を傾げる俺に口をはさんだのは、もう一人の男だった。
「やっぱお前の目から見ても凄いんだな?」
「あぁ。俺ァこんなにきれいにスマトートを斬っちまう奴なんて初めて見た」
「そこまでか…………。おい、坊主。これは、お前さんがやったのか?」
「ああ」
坊主って年齢じゃないと思うんだが。
何処か釈然としないものを感じながらも、質問に頷く。
「そうか………ちなみに何処で狩った?」
「―――言う必要があるのか?」
正直、此処で絶望の森と言ってしまうと、面倒くさいことになる予感がする。
具体的には、色々と騒がれる気がする。多分俺がやっていることは、それなりに凄いことなのだろうから。
勿論男の子だから、無双とかには憧れるが、今の俺は常識がなさすぎる。
今目立つと、色々と足元をすくわれそうで怖い。特に、貴族辺りが絡むと面倒くさそうだ。
そこまで考えて心の中で一人苦笑する。どうも、森を生きる間に随分と慎重な性格になったらしい。
まあもしかしたら地球でもこんな性格だったのかもしれないが。
で、面倒事は嫌いなので、言いたくないと言外に返す。
一応、軽く殺気をぶつけておく。
これは、警告だ、と。
余計な詮索をするなよ、という。
「ッ――――!……成程な。分かった、何も言わなくていい。余計なことを聞いたようだ、済まんな!」
顔が強張ったから、恐らく殺気は程よく効いたのだろう。
大男の顔に、冷や汗が垂れた。
そんな大男を、隣で不思議そうに職人っぽい男が見ている。
……ちょっとやり過ぎたか?
如何せん、人間相手が久しぶり過ぎて、手加減の仕方がわからない。
森の魔物の様に、本気で殺気をぶつけて追い払うのとは訳が違うのだから。
「ガーデ、これは幾らぐらいだ?」
「ふぅむ………100万ゼンってところか。頭部がないのと、解体されてないの、あとは血がないのが惜しいな」
「それでいい、売ろう」
職人然とした男の名前は、ガーデというらしい。
オラルの見立てと全く同じ値段だった。
あんな如何にもカモだった俺相手にぼったくらなかったオラルの株が上がる。
「そういやお前さん、ギルドランクは?」
「Gだが?」
「はぁ?」
「今つくったばかりだからな」
「あぁ、そういうことかよ。ちょいとカードを貸してみろ」
「?ああ」
手を出してきたので、大人しくつくったばかりのギルドカードを渡す。
すると、大男はカウンターの裏でゴソゴソ何かをやっていたかと思うと、赤茶色の、恐らく銅でできたカードを持ってきた。
「―――ギルドマスター権限で、冒険者ベルのランクをCランクにする!!」
「良かったなぁ、いきなりランクアップだってよ。こんなに一気に上がる奴ァ、中々いないぞ」
「……はぁ?」
乙「ストックの文字数を見るのが辛い……」
ベ「なんでそんなストックないんだ?どうせ暇なんだから書けばいいだろ?」
乙「暇じゃないですー!私はリアルで忙しいんですー!」
ベ「……何で忙しいんだ?」
乙「―――何って、勿論本業が……」
ベ「おいコラ声震えてんぞ。目を泳がせるなこっち見ろ。もう一度訊く―――何で忙しいんだ?」
乙「……………読書って……時間を食うよね――――ごめんって!しょうがないじゃん!面白い小説に出会っちゃったらもうそれはさ!読まなきゃじゃん!」
ベ「開 き 直 る な(# ゜Д゜)」
乙「だぁかぁらって毎回毎回私を殺しに来るんじゃなあああああああああ(プツリ」
ベ「………ふぅ」
乙「ハッハッハ!何度でも蘇るs(プツッ」
ベ「……」
ベル君の持っている剣が血濡れの剣に変わりましたとさ(震え声)。
め つ ぶ し め つ ぶ し☆




