12,ひかり
累計PVが1000を超えました!あとブクマがまた増えました!!!!!!!
幸せホルモンがドバドバ出ていますよ今!
ありがたやー、ありがたやーヽ(◎´∀`)ノ
さて、物語の方は。
遂に………?
***
ひたすら、走る。段々と、速度が速くなっているような気がするのは、気のせいか。
何も考えず、《専心》を発動させて、只々、走る。
***
走っている間が暇すぎて、魔法を使いながら走ることにした。闇魔法で遠くの敵にデバフかけて遊んだり、光魔法で凝縮した光を敵の眼に当てて溶かしたり。凝縮した光は恐ろしい速度と恐ろしい温度を持つので、結構いい武器になりそうだ。
他には、《影支援》で身体能力を強化しているのだが、より少ない魔力で強化できないか、試行錯誤を巡らせてもいる。魔法系はあんまり触れてこなかったし、いい機会だ。極めてみよう。
***
魔法を極めることを思い立ってから数日。
俺は愕然とした。俺が今までどれだけの無駄をしていたのか理解したのだ。
例えば、身体強化。1の魔力で1強化できるとすれば、俺は100流しこんで無理矢理強化していたようなものだったことに、ようやく気が付いたのだ。《魔力支配》自体は高レベルだから、操作は出来るが、如何せん元の魔力が膨大なせいか、100と1の違いが、意識しないと分からないのだ。
例えば、光魔法。俺は、いちいち光を大量に生みだしてから、それを凝縮するといった方法を使っていた。だが、最初から凝縮された光を生み出すことができることが判明した。生み出すための魔力と、凝縮するための魔力。恐ろしい量の無駄があったことは、想像に難くない。
スキルがあっても、きちんと練習を積まなければいけないことをはっきりとわからされた。
それを理解してしまった今、鍛錬をしないという選択肢が、どうしてあろうか。
どうせまだ森の外には出れない。
なら、魔法を極めてやろう――――。
***
凝縮した光球と闇球を100個ずつ生成し、俺の周りを高速で飛び回らせる。捻りを加えたり、闇球と光球をぶつけて対消滅のようなことをしたりと、半分遊んでいた。まあ楽しみながら取り組む方が長続きするだろう。
全てを完璧に制御し、ひとつたりとも何処にもぶつけないようにすることを目標にする。
それが慣れてきたら、球の数を増やし、その球の操作をしたまま身体強化。更に、右手と左手でそれぞれ別の魔法を。
使う魔法は、改善したいものや、積極的に使っていきたい便利魔法を優先的にチョイスしている。
あとは、俺の生命線である気配操作も練習する。といってもこれは初期から必死にやってたので、もうあんまり育つ部分がない。
一応、モンスターの気配を察知できる範囲をさらに広げ、正確に出来るように練習。これは脳への負担がかかるので、どうにかならないか検討中だ。
そして、索敵範囲にいる敵に、それぞれ光球と闇球を飛ばす。
全方向に光速に近い速度で飛んでいく球が、木に当たらずにモンスターに当たるように、必死に制御をする。最初の頃でも、流石に《魔力支配》のレベルが高いのもあって、全弾モンスターに当てることは何とかできた。
だが、抵抗力が高いモンスターや、急所を外してしまったモンスターなどが生き残っていることが意外と多くあった。
それが、鍛錬して、段々と急所に当たる精度が高くなり、速度や威力もコントロールできるようになり、抵抗力が高いモンスターを一撃で倒せるようになった時の喜びに、俺はすぐに病みつきになった。
物理系のスキルは日ごろからかなり練習してたから、それなりの高みにいるような気がするんだが、魔力系は本当にまだまだいくらでも改善の余地がある。
楽しくて、夢中になって魔力を弄る。まるで子供の頃に戻ったかのように、熱中出来ていた。
段々、球の大きさが小さくなっていった。これは、俺の魔力支配の技能が上がってきている証拠だろう。
段々、消費魔力が少なくなっていった。そして、副産物的に、魔力が見えるようになってきた。
どのスキルの効果なのか、自分の身体を巡る魔力が、紫色のぼんやりとした光として見えるのだ。
これはとてもありがたかった。どこでどのように自分が魔力を動かしているのか、より効率的な動かし方はないか、浪費していないかなどがより分かりやすくなった。
更に、夢中になった。
<スキル《並立思考》のレベルが上がりました>
壁を越えたような、スキルが完全に体に馴染んだような感覚。
―――――そっちかよ。
魔法の練習してたのに、並立思考のレベルが上がった。
そんな感じで、魔法の技術を磨いていった。
***
戦闘中、左腕を全然使っていないことに気付いた。
切っ掛けは、モンスターと、剣で戦っていた時のことだった。せっかく《百般》というスキルがあるので、これももっと極めたいと思い、剣でモンスターと戦っていたのだ。
暫く左腕がない期間があったからだろうか。攻撃を全て右手で行っていたことにようやく気が付いた。
もったいないので、左手も使う練習をする。
まず、利き手は右手なので、剣は基本右で振る。たまに左でも振れるように練習はする。
そして、右で剣を振りながら、左手で魔法を操る。所謂、魔法剣士というやつだろうか。
俺はどっちかというと暗殺者だが。
あと、左手だけで結界魔法を操ることを覚えた。
結界魔法は、防御にも攻撃にも使える、便利な魔法だ。
俺は、まだまだ強くなれる。
***
どれだけ走っただろうか。
いつまで続くんだこの森。
そろそろ抜けてもいいと思うぞ。誰にともなく呟く。
独り言が染みついてしまっていることに苦笑をする。
あと、どれだけ走ればいいだろうか……。
***
………………………。
……。
***
その時は、唐突に訪れた。
「―――――ぅ」
不意に、俺の眼を眩い光が打つ。
何事かと目を瞬かせる。
そして思い出した、それが何か。
久しく忘れていた、日光だった。
暗い森のあの弱弱しい光ではない、本物の、日の光だった。
「…………ぁ……」
呆然と、足を止めてしまった。
つと、頬に熱いものが伝う。
―――――果たして、いつぶりなのだろうか。
それは、涙だった。
歓喜か、忘却か、哀愁か、悲愴か――――――――――あるいは、安堵か。
始めは一粒だったそれは、堰を切ったように俺の中から溢れ出る。
熱く、熱いそれは、とめどなく、とめどなく流れ、乾いた地面を濡らしていく。
涙と一緒に、俺の中に淀んでいた、黒く、暗い何かが流れ出ていくような感覚。
何故か、無性に叫びたい気持ちになった。
俺は、生きている。
俺は、人として、生きている。生きているんだ。
何度も死にかけて、何度も死ぬより辛い目に遭って―――――――。
それでも、確かにこうして生きている。
俺は今日、森を、出る。
赴こう、光の方へ。
新たなる地、希望の世界へ。
何年かぶりに見た太陽は、俺の門出を祝うかのように、燦燦と輝いていた――――――――――。
かなり短いですが、第一章完結です!!
まずは此処まで読んでくださった方々に、最大級の感謝を!!
今回、初めてのラノベ作品を投稿するにあたって痛感したのが、「長編物語は読者がいなければ成り立たない」という事でした。PVやユニークアクセスといった数値や、評価やブクマ等といった応援があったからこそ物語を書き続けることができるのだということが身に沁みました。それと同時に、伸びていくPVを見ることが毎日の楽しみになりました。本当に感謝しております。
まあ、それでも描くものは乙夜の趣味全開なんですけどね!!
何はともあれ、此処までお付き合いいただき、ありがとうございます!
そして、第二章も是非是非、お付き合いください!!まだまだ続ける所存です!
というか主人公的には此処からですから!!
では、また!
あ、感想、レビュー、ブクマ、評価待ってます!
レビューが付くと一気に伸びるとか……(ワクワク)。
|ω・`)チラ
|彡サッ




