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俺の妻を奪うって?おい、やめろ!

作者: 死がないとりあえず

特に無いです

俺の名前は、滝沢 悠介 24歳の普通の会社員だ。

妻の滝沢 透華(浅神 透華)とは高校時代から付き合うようになり、大学を卒業して直ぐに結婚した。

これは、そんな平穏が崩れかけた話だ。





悠介「それじゃ、行ってきます」




透華「行ってらっしゃい、今日はハンバーグだからね」



悠介「毎日凝らなくても、楽しても良いんだぞ」



透華「私がしたいからいいのよ」



悠介「そ、そうかい」ゾクッ

















────────昼休み────



悠介「食堂の飯も美味いなぁ、透華の方が美味いけど」



山本「おい、惚気けるな、悲しくなる」



悠介「は?」



山本「は?じゃねーよ、毎日聞かされてるからな」

「こっちの身にもなれよ」



悠介「.....(何言ってんだこいつ)」



こいつは 山本 大樹 仲のいい同期だ。仕事ができ、顔も色んな意味で良い、総じて良い奴だ。あとは、うん、そうだな、良い奴だ。



山本「聞いたか?葛取さんがまた女を取っかえ引っ変え

してるって」



悠介「ふーん、(生姜焼き、美味いなぁ)」



山本「しかもお前の嫁さんについて周りに聞き回ってた

し、休日にお前が超美人な女と歩いてたって噂が

広まってるんだよ、心配はあまりしないが気をつ

ろよ」



悠介「大丈夫だろ、既婚者に手を出す程イカれて...

「おーい、滝沢ぁ、少し良いかぁ?


山本「言わんこっちゃねぇなぁ」



悠介「何か御用で?葛取さん」



葛取「今度俺とお前と森郷とで飲みに行かねぇか?」



悠介「良いですよあまり遅くまでは行けませんけど」



葛取「それならよぉ、お前ん家で飲むのはどうだ?」



悠介「家ですか、まぁ俺は良いですけど、家内がなんて

言うか...」



山本「!?(マジか、こいつ)



葛取「何とかなるだろ、それじゃ週末な」



悠介「はぁ、わかりました」
















────────週末 退社時─────



葛取「それじゃ滝沢、頼むぞ」



悠介「はぁ、はい、本気で来るんですね」



森郷「諦めろ、葛取さんはそういう人だ」











──────帰宅────────



悠介「ただいまー」



透華「おかえりなさい、あら?」



悠介「実は上司の葛取さんと先輩の森郷さんに飲もうと

誘われてな、家で飲むことになったんだ」



透華「そうなの、なら私はお邪魔かしら」




葛取「いえいえ、奥さんも良かったらご一緒しませんか

ね、こいつが会社でどうなのかとか、気になるで

しょう?」



透華「それはそうですけど」



葛取「でしたら、飲みましょうよ」



悠介「こう言ってる事だし、偶には飲むか」



葛取「そうですよ。(ふっ、脳天気なやつだ、これから嫁

取られるとは知らずにノコノコと連れて来て、に

しても美人だな、黒髪ロングの清楚系、これはヤ

るのが楽しみだぜ)」









─────1時間半後─────



葛取「ふ、ふぅ(な、なんなんだ、結構飲んだのに、滝沢

のやつ全然酔ってねぇ、まぁいい、嫁さんさえ酔

ってれば)」



透華「ヒック...」



葛取「(ヨシ!)奥さん実は滝沢について少し話したいこ

とがありまして」



透華「へぇ、はい、どうかしましたかぁ?」



葛取「あまり本人の前じゃ言えないので、少し2人きりに

なりませんか?」



透華「そうですかぁ、貴方少し話してきますね」



悠介「うん、粗相が無いようにね」







─────葛取・透華───────



葛取「実は滝沢なんですが、アイツあまり仕事が出来な

くてですね、上の者としては考えなければならな

いんですよ」



透華「そうなんですか?」



葛取「はい、もしかしたらクビも有り得るかもしれませ

んね、私どもでも色々しておりますが、あまり力

はないもので」


「ですが、私社長には顔聞くんですよ、叔父なので

でも、やはり贔屓する身としてはリスクが高いん

ですよね。やっぱりそれ相応の見返りが欲しいん

ですよ」




透華「はぁ....」



葛取「奥さんが人肌脱いでくれればこちらとしては喜ん

擁護しようと思うんですよ」



透華「.....それは....」



葛取「はい、そういうことです」



透華「それはつまり、何もしなければ夫は会社辞めさせ

られるんですね!」



葛取「はい、そういうことです、、、、え!?」





──────悠介・森郷─────



森郷「すまねぇな、滝沢、悪く思うな」



悠介「え?何がです?」



森郷「まだわからねぇのか、お前の嫁さんは取られるん

だよ」



悠介「.....」ゾクリ



森郷「そう青い顔しても、もう遅いぞ」



悠介「森郷さん、貴方の選択肢は二つだ今すぐ逃げるか

俺と共に葛取さんを助けるか」



森郷「どうした、狂ったか??」



悠介「早く選べ!」



森郷「はぁ?ちっ、わかったよ!助けに行きゃいいんだ

ろ!」



悠介「その勇敢さ、尊敬します」






──────葛取・透華──────


葛取「ひ、ヒィ!」ヒュン ザク



葛取の顔の横には壁に刺さった包丁があった



透華「はっきりしてください、夫を悠介を辞めさせられ

るんですね?そうですね?そうと言えよ!アァ?

さっきから変な目で見やがって、ヤレると思う

か?お前ごときに、私をヤレるのは悠介だけだ」




葛取「す、すいません、全部嘘です!、アイツは使える

ヤツです。クビも何も全部自分で作りました」



透華「ほぉう....」



透華はどこからか2本目の包丁を出した、その時



バタン!


悠介「透華やめろ、お前を犯罪者にはしたくない、それ

に約束しただろ」



透華「ゆ、悠介、でもせっかく悠介をうちの会社に入れ

るチャンスだったのに」



悠介「言っただろ、色んなこと試したいって、最終的に

は入るんだから」



透華「それでも、早く一緒に仕事したかったのよ」



葛取「お、おい、滝沢お前の嫁さんなんなんだよ!」


森郷「ウンウン」




悠介「はぁ、透華は、いや、旧姓言った方が早いか、

ウチの妻、旧姓 浅神透華ですよ、聞いたことある

でしょう、浅神、そう、あの浅神グループですよ

うちの1番の取引先、そのその社長の次女ですよ」


葛取・森郷「な、なんだってぇ!?」



悠介「それに、透華は「ちょっと、そっちは言わなくて

も」包丁壁に刺した罰だ、10年近く前日本中のレ

ディースの頂点に立った武羅苦帝楼の初代総長だ

ったんですよ」


「グレて色々ヤンチャしてましたよ、まさか女が二

輪を投げて来るとは思いもしませんでした」



透華「それを平気で掴んでケガしないように投げてきた

悠介も悠介だと思うのだけど」




葛取・森郷「なんなんだこいつら」





悠介「まぁ昔話は良しとして、次やったらわかります

よね、あと俺この会社辞めるんで安心してくださ

い、何も無ければ何もしませんから」



葛取・森郷「わ、わかりました」











こうして、話は無事誰も傷付くことなく終わった。もう透華と一緒に働こうと思う。周りへの被害が怖い、そうだな、山本も巻き込もう。







山本「おい、やめろ」














ないですね

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