perfect
眠たいけど眠れない夜はいつもあなたの事を思い出す。屈託のない笑顔、濃い茶色のウェーブした髪、うっすらと上気した頬、触りたくなる唇。思い出す度に僕の心は歓喜にうち震え、今僕の隣にその存在がないことに戸惑う。戸惑いは心の震えとなって、切なくあなたを呼び続ける。男だから、そんな事を考えるのは恥ずかしいのかもしれない。だけど男だって人間だ。女とそう変わらないはずだ。
このベッドに縫い付けられたら良いのに。そしたら僕の手の中から羽ばたく事は出来ない。そして、延々と続く時の中、ゆっくりと二人、愛を確かめ合う。……そんな事、考えただけで脈が早くなる。
あなたの笑顔、あなたの香り、あなたの心、あなたの体。すべて、僕のものだと皆に言いふらしたい。
僕の笑顔、僕の匂い、僕の心も体も、あなただけのもの。すべてあなたのものだと、あなたはちゃんと理解している。
二人がいればそれが完璧、例えここにいなくても、意思を理解することはできる。愛されているし、愛している。二人今はまだ離れているけど、それももうすぐ終わる。あなたが僕の元に来てくれるなんて、夢のようだ。そんな幸せを享受できる自分は、何て幸せなんだろう。
精一杯、彼女を幸せにする。それが僕に出来る最大の愛の証。そして彼女の幸せそうな顔を見ることが、僕の最高の幸せ。
二人でいればそれで完璧。