表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
500文字から600文字の日常  作者: マフラー
11/17

新婚

「明日さぁ、鍋しない?」

「お、いいねぃ。じゃあ俺、いつもの酒、買ってくるわ。お前も好きなやつ」

「わかってるやーん。さーすが。あ、水炊きかすき焼きか醤油ベースかどれが良い?」

「うー、どれも捨てがたい……じゃ普通の醤油ベースかな」

「ん、りょーかい」


「ただいまー、ってか、めっちゃ良い匂いやなぁ」

「お帰りー、でっしょー! お義母さんにもらった昆布、ここぞとばかりに使わせていただきました」

「だはは、あれな! めっちゃ良い出汁でるやつな!」

「そそ。で、ちゃんとお義母さんの教えの通り、肉は豚肉でっせ」

「おー、もぅすっかり俺の嫁やな」

「当たり前やん! さ、着替えてき」


「それでは。僭越ながら私がふたを開けさせていただきます。てっててー!」

「……おお……この匂い、懐かしいなあ」

「うふふ、お義母さんに教えてもらったからさ、好きな味とか、あんなことやこんなこと……」

「おい、ちょっと待て、どんなことやて」

「あー、まあそれはそれで置いといて、さ、飲んで飲んで」


「美味しかったー。どうする? この後ご飯でも入れる?」

「もうちょっと飲もーぜ。せっかく買ってきたんやしさ。それに、ここんとこバタバタしてたから、こんなにゆっくりするのも久しぶりっちゅーか、なぁ」

「……それって照れてんの?」

「ばっ……!  ん、んなこたねーよ!」

「……はいはい、そう言うことにしといたげるね」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ