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デリートエデン

作者: 一ノ瀬 兎希

上級国民の中に紛れた下級国民?期限の七日間生き残れるのか下克上なるか?

『エデンタワー』仮想世界に設けられた『中級国民から上級国民』の為の『仮想リゾート』僕の務める会社でも上司は、部下にやつあたりしてるか『エデンタワー』にログインしているかのどちらかしかない。『何故こいつが解雇されないのか』とほとんどの社員が思っていたが一部では、『エデンタワー』で『幹部や役員の接待をしている』という噂がある。ある日 幹部から呼び出され部屋の前に着くとネクタイを正し『前もって指定されていたリズム』でドアをノックした『開いてるから入ってくれ』と言われて部屋に入る開口一番に『エデンタワーについて知っているか?』と聞かれた『下級国民』の僕には、『名前と上司がサボりでログインしている事』しか知らないと言うと幹部は、『そうか』と言った少し間をおいて『エデンタワー内でサボる幹部が多いと聞いている辛うじて『中級国民』である私のアカウントでログインして報告して欲しい』と言われ『好奇心と上司に対する報復』で僕は、快諾した。翌日僕は、『エデンタワー』について説明を受けたそれは、『時間加速』エデンタワーの中では、『1分=1日』と言う事『非常脱出』最上階に『緊急脱出』ゲートがある事エデンタワーの最上階が108階ということ。こうして僕は『エデンタワー』にログインした。エデンタワー内では、僕を派遣した『代田』のアバターで行動する流石仮想世界と驚いていると周りのプレイヤー達がクスクスと笑っていた『中の人が違う』と気づかれるとヤバイと思い思わず無口になるあらかじめログインは、『エデンタワー内の7日』と約束していた。その中で『幹部や役員のサボり行為の収集』に専念する。しかしエデンタワー内に知人が数名いたが

『代田』さんのアバターで気づかれずに済んだその代わりに『代田さんを知っている』という『会社の幹部や役員の見分け』が大変だ『アバターの姿』で見分けがつかないそれでも

『下級国民』を見下す『上司』のアバターは、真っ先に分かった『中の人が僕』である事に気付かず『部下は〜』と理想の部下について熱弁しはじめる。  それをアバターのメインメニューの会話ログに記録した。ログイン2日目に異変がおきた『エレベーター機能の不具合』だ本来『エレベーター機能』は、ボタンに触れて行きたいフロアをパネルに書くのだが、

自分のいるフロアの1つ上のフロアにしか行けなくなっていた。特に『バグ』等のアナウンスも表示されていない。次の瞬間パネルに伸ばしていた手がグニャリと『歪んだ』一瞬認識しただけで次に見た時には直っていた。とりあえず上の階に行ってみる2階に到着し周りを見渡す高級ホテルさながらの大理石の様な床と壁が続く廊下に本来は、『部屋番号」が書かれている所には『表札』が飾られている今いるサーバーでは、『設定』されているエリアは、『オーシャンビューのホテル』がモチーフとなっている1日目は、『サボりの証拠集め』で外に出ずっぱりだったので2階の『仮想居住地』初めて入る『代田』の表札の前に立ち

ドアに手をかざす一瞬『スキャン』の音声がなり次の瞬間には、室内に『入室』していた。

会社では、『代田さん=素朴』の認識だったが『エデンタワーの自室』には、広い部屋にシングルサイズのベッドしかなかった『窓からの景色』の設定には、誰もいない海辺と表示されていた。『この人は、僕たちと同じだな』と思う『下級国民で社畜』な僕の部屋は、ワンルームでベッドとゴミ箱と机のみ『上司の機嫌によって残業させられる』なんて事もよくある事だ『素朴な部屋』という共通点にある意味『好感度』が上がった次の瞬間今度は

『部屋全体』がグニャリと歪んだ『警告音』が鳴り響いて廊下に出ようと立ち上がった時には、部屋の景色が歪み『テクスチャ』が崩れはじめていた。僕は、廊下を挟んだ向かいの

『エレベーター』のパネルに手をかけたその時『1つ上の階』にしか移動出来ない『エラー』

を思い出して『絶望』した。『緊急脱出』は、108階にしかないからだ『何かのエラーによる強制シャットダウン?』『告知も無く?』いくら考えても答えは、『行動するしかない』そして僕は、『エレベーターのパネル』を操作した。

『バグ』と『生き残り』どちらに行き着くのか?そんなの今は、知らないし教えない

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