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魔法王国の消された職の一族  作者: 酒桜香燐
8/12

7話目~入学式後・クラス=仲間と面倒事〔中〕~

駄文駄目作者の酒桜香燐です。今回も楽しんで読んでもらえると嬉しいです。

俺達四人は屋敷に着き中に入る。


「すご~い‼こんな大きな屋敷に~住んでるの~?」

「本当に凄いな。一般市民が住むには大きすぎるぞ……」

「………ま~知人からのプレゼントで貰ったんだよ………」

「そうなんですか?」

「そうだ……………」


説明が面倒なので適当にはぐらかす…………

そして、客間に着いた俺達は各自椅子に座った。


「カルマ様……飲み物を取って参りますね。」

「あぁ……」


俺以外の二人がカノンを見ている。

で俺の方を二人が見たのだが……

何か面倒な予感がしてきた……


「学院長も知らないっていつ二人は結婚したんだ?」

「言わなきゃ駄目か?」

「ダメだ‼」「駄目~‼」

「昨日だよ………」


女性は恋の話が好きだな……

何か二人して目を見開いて口をポカ~ンと開けてる。


「「え!?」」

「昨日ってどうゆうこと!?」

「成り行きで結婚したんだよ……」

「成り行きで結婚って何があったんだ!?」

「成り行きは成り行きだよ……」

「だから、その成り行きが知りたいんだ‼」

「私も~気になります~」


気にならなくていい……成り行きは成り行きのままにしておいてくれよ……其に何て説明しろと!?彼女が殺人鬼に殺された所を助けました……何て説明出来る訳がないだろ………


と俺が考えていると………


「其じゃあ……私が説明しますね」

「「「カノン!?」」」

「私が昨日逮捕された……殺人鬼に町で出会いまして……」


行き成り核心の所を喋るのね………


「いや、殺人鬼ってどうゆうこと!?」

「殺人鬼は殺人鬼ですよ。昨日噂になっていた」

「続けて~」


さっきはあんなに良い笑みをしていたのに……

何か一人だけ目が据わってますよグリムさんや……


「その殺人鬼に私が襲われている所を助けてもらったんです。其れが私とカルマ様との出会いです。」

「ね~怪我とか~無かったの~?」

「怪我は無かったですが………」

「が?」

「一回死にましたよ……私は………」

「は?」


さらりと死にましたよって言うなよ……

これで説明しないといけなくなったじゃないですか………

あぁ~物凄く面倒だ………


「やっぱりか~」

「「「え?」」」


グリムさんや……今やっぱりって言った?


「だって~心臓は動いているのに~体温が死人と一緒ぐらいに~低いんだも~ん」


そうか……体温か……

てか……何で体温が分かるんだ?


「どうして体温が分かるんだ?」


アルムの質問にカノンが頷く。

俺は頷かずに耳だけ傾けた。


「だって私~医者だもん」

「医者だもんって其れだけで分かるものなのか?」

「私の~この眼は人の全てを~解剖するんだよ?」


眼………そう言う事か……


「その眼は職眼か?」

「さすがは~第一席だね~良く魔眼だって分かったね~」


いや、眼の話をした時点で第一席も関係ないのでは?


職眼………通称~魔眼~と言う代物で魔眼とは………その職に必要な事を手助けする為の体の一部だ。魔眼を持つ者は二種類いて……生まれ以て手に入れた者………其れか……職の為に移植し奪った者か……

俺も一応持ってはいるが……グリムはどうやら前者の様だ。


「で?その魔眼で何が分かるんだ?」

「ん~そうだね~心音・心拍数・脈拍・体温・人体構造・怪我数・人体障害箇所と後、状態異常って所かな~」

「そんなに分かるのか!?」

「うん‼知りたい所に~集中するとこの目が~情報を~教えてくれるんだよ~」


そんなハイスペックな魔眼の神医がいるとは………

そりゃあカノンの事が解る訳だな………


「って魔眼の話はどうでもいい……死んだって……どうゆうことだ!?」

「そうですね~どう説明すればよろしいのか~」


カノンがちらっと俺を見る……俺は視線に気付き頷く。


「わかりました。許可が下りましたので言いますね。」

「あぁ……」

「あの……下衆に殺された私はカルマ様の究極魔法『ネクロの花嫁』で蘇りました……だから……この命はカルマ様と一緒に居る為にあるのです……」

「何!?死者を蘇生させれるだと!?」

「あぁ……俺はネクロマンサーでもあるからな……」

「本当に神話に出てくる様な化け物みたいだな……」

「何度も言っているだろ……俺は怪物だと……」


話し終わるとカノンは飲み物を配り俺の隣に座った。


「ま~この話はここまでにして本題に入る」

「そうだね~どうして~医者の私を呼んだの~?」

「そうだ‼其れに私まで呼んだのだから余程の事でない限り許さんぞ‼」

「お前はもう俺の女なのだから関係な………くもないか……」


またアルムが顔を紅くしてるし……


「要件は………マルコスの事だ……」

「内容は~」

「俺の究極魔法を使った結果………マルコスの脳波に乱れ………脳内に異常が視られた……」


アルムとグリムの顔が真剣な表情に変わる。


「究極魔法ってあの決闘の時に使った魔法か?」

「あぁ……俺の歌姫ミューズは相手の脳内に特殊な音波を送って操るのだが………その時にマルコスの脳内に余計な何があるのが分かったんだ……」

「聞いてもいいか?」

「別に良いが?」

「其れはお前以外の誰かがマルコス様に魔法を使ったって事か?」

「そう言うことだ‼」

「其れはちょっと~調べてみないとだね~」

「調べるって何処を調べる気なんだ?」


アルムがグリムに心配そうに聞く。


「そりゃあ~私はお医者さんだよ~?検査するに決まってるでしょ~‼」


顔は笑ってるのに目が笑ってないけど検査って何をする気何だ?


「検査って何をするんだ?」

「検査は~検査だよ~」

「その内容は?」

「取り合えず~私の眼で状態を確認して~」

「ふむふむ」

「治らなかったら~実験鼠モルモットにでもしようかな~?」


いや!?実験鼠モルモットってなんて怖い事を言うんだ!?


「え?」

「冗談だよ~……………………多分………」


今小さく多分って呟いてたんだけど!?

取り合えグリムが視てくれる事には決まって良かったが……


「今マルコス様は城に居る筈だ‼早く行くぞ‼」

「俺は留守番していて良いか?」

「駄目に決まってるだろ!?」


はぁ~~めんどくさい……良いじゃん内容を態々教えたんだから………


「其れに私だけじゃ王様にこの話の内容を詳しく説明出来ないんだ……」


はぁ~あのバカのせいだが……説明する方もめんどくさいだぞ。

あぁ~あこれで今日もやりたい研究が出来なくなったじゃないか……


「分かった。」

「カルマ様が行くのなら私も一緒に行きますよ」


そう言ってカノンが俺の手を引いて俺を椅子から立たせた。


「誰かこの中で空間転移の魔法を使える人は居るのか?」


家の外に出た俺は三人に聞く。


「すみません。使えないですね」

「使える訳が無いじゃない‼」

「私も~使えないかな~」


え?誰も使えないのってことは町外れのこの屋敷から二十分位歩いて城に向かうのか?

暫し沈黙が続いたので俺が口を開こうとした時………


「じゃあ、俺が使えるので一緒に行かないっすか?」


え?何処から聴こえた?カノン達を見るが三人ともキョロキョロと首を動かして声が聞こえてきた所を探している。


「ここっす‼ここっすよ‼」


何か庭の樹から声が聞こえてくる。

俺が樹のところまで行き上を見上げると……


「やっと気がついてくれたっすね‼」


樹から降りてきた………クラスメイトの第四席が俺の目の前に立っていた。



どうでしたか?次も頑張って書きますのでこんな駄文でも読んでもらえると嬉しいです。

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