プロローグ~入学試験~
駄目作者の酒桜香燐と申します。
いつも書いている和物から洋物にクラスチェンジ……何て事ではなく……只魔法ファンタジーを書いてみたかったので書いてみました。
楽しんで読んでもらえると幸いです。
昔この国………王国の貴族……いや……一族が消された……
殺された理由などに興味も無い……ただ其が真実なだけなのだから……
只大人達は子供に教える……その話が嘘だとも知らずに……
そして………この世には職技と呼ばれる魔法と言うものが存在する。それは自分だけにしか使えない職魂〔スピリット〕カードという道具を使って初めて発動出来る様になる。
カードを発動するとその職に関する道具が現れ、服装全てが変わる……
最悪……人格すら変わる事になる……
俺の名は「カルマ・ゲノム=パラケルスス」上記に挙げた抹殺されて消された一族の生き残りである……
俺は今大きな門を通ろうとしている。
この国では満15歳を過ぎると強制的に学院に入学させられる事になる事が決定事項……メンドクサイ……非常にメンドクサイのである……だかしかし学院に行かないことには俺の夢……いや……野望は叶えられない。
だから俺は、渋々門を通る。
この学院は一級クラスと呼ばれる所があり何百人いる生徒のなかで数十人だけ選別するのでそのテストは数日掛けて行うのである。
クラス分けの試験とは単純に自分の職魂カードを発動して使うだけなのだが……
只……使うのは自分が出来る最高レベルの職技……魔法を使う事と決められてる。
職にもレベルが存在している。
職技を発動する時に輝く光で判断する。
初級職だと青色・上級職だと赤色・究極職だと金色など合計でも五種類もレベルは存在する。
初級職から上のレベルの職種は只その職を極めるだけでは手に入らない物も多く何個も職種を掛け合わせて手に入れられる職も存在する。
その場合……メンドクサイのだがその職の最高レベルの職技を何個も出さないといけなくなるのである……
そして俺の試験の番がやって来た……
「本日最後の試験者番号50番……カルマ・ゲノム=パラケルスス‼」
試験官に名を呼ばれて俺は試験台の前に立つ。
単純に3つの職の職技を使う。
「嘘だろ!?」
試験官が狼狽えている……周りもざわざわと騒いで五月蝿い……だから嫌だったのだ……
俺が職技を使ったときに光った色は……一つ目と二つ目が闇を思い浮かべる程の黒い輝き……3つ目が虹色の輝きなのである……
上記に挙げた3つの種類以外のもう2つとは虹色が神職〔しんしょく〕・黒が魔王職(通称魔職)なのだ因みにこの2つは強さに違いはないこの職になった事態でレベルはカンスト状態しているのでしいていうなら……職の属性が神寄りか魔王寄りかのだけなのである……だからこそ試験官は驚いたのだろう……どちらの種類を持っている奴が学院に入学する予定の子供であることに……
因みに俺はまだ全然本気を出していない……
究極職から手に入れられる究極職技(通称・究極魔法)を使ってすらいないのだから……
「これで終わりですか?」
まだ周りが五月蝿い中俺は試験官に聞いた。
「あ……あぁこれで終わりだ……」
俺は周りを気にせず試験室から退出した。
多分だろうが俺は一級クラスだろう……
あ~メンドクサイ……本当にメンドクサイ
まだ研究途中なのに……わざわざ試験の為に中断とか本当にメンドクサイ……
俺は自分の屋敷に帰る途中に空を眺める。
「メンドクサイ……が……研究途中の息抜き程度には暇潰しになるかな……」
試験があったその日の夜学院から教員二人が俺の屋敷にきた。
連絡の内容が果てしなくメンドクサイ……
入学主席って……本気すら出してないのに主席って……どうなのよ!?
入学主席の仕事はただ一つ
「あの~メンドクサイので主席の代表挨拶は次席の人にしてください。」
教員が焦っている。俺が真剣な顔をして言ったからなのだろう……
「栄光的な事がメンドクサイとはどおゆうことだ‼」
教員がセリフを噛みながら言ってくる。
「言葉を間違えましたね。俺は目立ちたくないので次席の人にしてください。」
何かいろんな事を言っているが本心はメンドクサイのでやりたくないだけなのである……
話し合った結果教員が折れて次席の人に挨拶は決まった。
これで俺の平穏な研究ライフが続いてくと思ったがこの学院に入った事態でそんなことはあり得ないと思っている俺の心を見ない事にした。
「今日は疲れた……」
俺はベットの中に入り……
後数日の平穏な研究ライフ……誰にも邪魔されずにいれることを只願うばかりであった。
どうでしたか?
次話から学園バトルファンタジー的な感じを目指してく事になっていきます。
すぐさまバトル展開にはなりませんが……これからも頑張って書いていきます。