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『白き死神の英雄譚』〜How much is your life?〜  作者: 和服座 天六
第1章 『一年生の1学期』
3/7

002 『クラスメイトと授業内容』

駄文ですが是非読んでもられば嬉しいです。


それでは


002 『クラスメイトと授業内容』


俺はあれから体育館にいた先生に1年E組の場所を聞き、そこへ向かっていた。

体育館から渡り廊下を歩き、一年のクラスのある場所に着き。

E組のある教室に到着した。


教室には、ほとんどの生徒が居て。

席に座り読書する者や、すでにグループを作り談話している者もいる。

俺はポケットから紙をだし、自分の席に向かった。


(ここか)


窓側の一番後ろが俺の席だった。

席に座り、先生が来るまで外を眺める事にした。

見渡す限り異能科学園の敷地で、大きな建物が数多くあった。

一番端から端まで一体何キロあるのだろうか考えていると、隣の席に人が来た。


隣に座ったのは、背の小さいと思われる女の子で。

黒髪を短めに切って、氷の結晶のピンどめをつけているかわいい女の子だった。

ここにいるのだから、年は同じだろうが身長と童顔な顔のせいで年下に見えた。

すると俺の視線に気づいたのかこちらを向き、挨拶してきた。


「こんにちは・・・・・『静 雅』・・よろしく」


小声で、言葉数少ないが挨拶されたので俺も挨拶をする。


「『零織 刹那』です。よろしく」


それからの会話は一切なく、時間が進み先生が教室に入ってきた。

男のガタイのいい先生で、少し床が高くなっている黒板の前に立ち挨拶をした。


「初めまして一年E組のみなさん。このクラスを一年間担当する事になった『前田 茂樹』だ。

異能は『剛力』で、レートはAだ。よろしくた」


その後は、クラス全員の名前と異能を自己紹介をして。


「それじゃあこの学園の授業内容の大まかな話をする。

この学園には筆記授業などはほとんどないが、その代わりに実践授業がある。

異能を使った戦闘を行い、将来の就職に役立ててもらおうという考えだ。

学園長も行った通り、異能の力が全ての学園なので努力しなければ何もできなくなるぞ」


と、先生の説明を聞いてますます選んだ高校を呪う。


「それでは、そかのクラスも同じだと思うが、挨拶を兼ねて戦闘授業を行う。

場所は第二修練場で、時間は今から15分後。それでは散開」




場所は変わって、第二修練場と呼ばれた場所。

半径25メール位はある大きさの円形の建物内には、E組以外にA組もいた。

一年の優等生と劣等生の組み合わせはある意味面白い。

俺に火の粉が飛び散ってこなければ、と考えていた矢先。


A組から三人組の男が現れた。

そいつらは中学の時の同級生で、俺をいじめていた奴ら。

異能を持っていてその力も強い。

レートと呼ばれるC〜SSSまでの評価でB+という、15歳では少し抜きん出た才能を持っている奴らだ。

やだな〜と考えていると、俺に近ずいてきた。


「久しぶりだな。お前がまさか異能科学園に来るなんて思ってもなかったぜ」


と、行ってきたのは『佐藤 正樹』という三人組のリーダーだ。

後ろの二人も正樹の言い分に納得しているようで、首を縦に振って笑っている。


(めんどくさすぎるな、無視しておこ)


それからブツブツネチネチ何か言っていて、それを俺は無視している。

俺の態度に怒りを覚えたのか、驚きなことを言ってくる。


「チッ、つまらんやつ。まあいい、この学園にはいいルールがあってな。

学生は、異能を使った試合をしてもいいそうだ。

そこで俺は考えた、お前をボコボコにするために、決闘を申し込む」


と、修練場全体に響きわたるほどの大声でいった。


(なるほどね、この大勢のいる空間で一方的ながら決闘を申し込めば、俺が断らないと思ったのか)


まあ、断るんだけどね。


「やだよ、なんでそんなことしなきゃ「待った」–––––––」


俺が最後まで言い切る前に、俺たちの会話に乱入してきた人がいた。

それは担任の前田と、妙齢の女性だった。


「決闘を生徒だけでやるのは禁止時効だ。

しかしちょうどいい、お前たちが戦っているのを他の生徒に見せるものいいだろう」


などと、妙齢の女性はいい、修練場全体に大声でいった。


「いいですか、前田先生」


「ええ、いいかもしれないですね」


と、担任の筋肉野郎も納得していた。

どういうことだ、集団いじめの究極か?


「それでは一年A組とE組の生徒は闘技場に移りなさい」


その言葉に一年の生徒は困惑したが、すぐに闘技場に向かった。


「それじゃあ、A組佐藤正樹とE組零織刹那の決闘を承諾します。

審判は私『北山 直美』が務める、勝敗はどちらかの気絶またはそれに準ずること。

命に関わる場合は、私たちが強制的に止めに入ります」


それだけ言って先生は修練場を出て行った。


「くっくっく、楽しみだなお前が無様にやられるのは」


それだけ言い残し、佐藤は去って行った。


「あ〜あ、なんてめんどくさいことになってしまった」


最悪だ、最悪で最悪だ。

この学園では、最悪死亡者が出ても殺人罪には問われない。

戦闘による二次被害として処理されるようになっている。

入学の時に契約書みたいなのを書かされた。

それでも、今まで死者は出てないので死人なんて出るわけがないと思っている。

それに一介の高校生に殺人はできないと思っているのだろう。


(おそらく佐藤は俺を殺すことはできないだろう。

攻撃しても、怪我させても、最終的に相手を殺すことはできない小心者だ。

かわって俺はどうだろうか、相手を殺す、人殺すことは)


できる、と俺は結論付け闘技場に向かう。

この選択が、俺の今後の人生を大きく変えるとは露ほども思わずに。




修練場より少し大きいと思われる闘技場には、修練場との大きな違いが一つある。

それは観客席があるということで、いわゆるコロシアムみたいな感じになっている。


そして俺は、そんな闘技場の中心にいる。


いや正確には、俺と佐藤が、か。

あれから俺は闘技場に隣接されてある控え室で、制服を脱ぎシンプルな服に着替えた。

それから色々と詳しい説明を受け、今に至る。


「それでは、佐藤正樹対零織刹那の決闘を行う・・・始め」


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