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000 『プロローグ』
この話はすげー短いです。
300字くらいだと思います。
なのでもいう一話投稿します。
プロローグ
記憶はない。
記憶はないけど、魂に肉体に精神に刻まれている。
全ての生物は”死”によって帰結し、解離される。
人生と言う呪縛に、”生”という鎖から。
だから存在する。
死と生を司り、死と生を管轄する存在が。
伝承にある存在がある。
漆黒の外套を羽織り、2メートルはあろうかという漆黒の大鎌を持ち。
人間の死を鎌で刈り取り、鎌に巻かれた鎖で魂を束縛し。
二頭の龍『ウロボロス』を使役し、ウロボロスに束縛した魂を食わせ。
食われた魂は輪廻の輪に加わり、新たな生を得る。
そんな伝承がこの世界には存在し、誰もが知っている。
その存在を総じてこう呼ぶ。
『白き死神』と。
どうでしたか。
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