序の口
錬金術師が欲しい。
色々考えたり調べたりしているうちに2週間ほど経過してしまった。
あれこれ頭ん中では考えてるんだけど、なかなかまとまらない。現代日本の知識で技術チートさせるにしても元手が何もないんだよなぁ。カネも領地も兵士もなし。唯一あるのは権威だけ。その権威も絶対のものじゃないし、この状況だと技術開発以前の問題な気がする。さてどう打開するか?
そんなある日ふと気付いたんすよ。「あ、そういやそういう頭ん中で考えていることを書く場だった」と。
最初から小説としてまとめること放棄してアイデアメモ的に使うってしてたんだから、思いついたことをどんどん書いていこう。
で、いきなりですが、前回投稿した内容はボツにします。
懐良親王が前世(来世?)の記憶を思い出したのは吉野ではなくて、忽那諸島に着いた以降かもしくはその途中。
ってか、「現代日本の主人公が懐良親王に逆行転生する」という大前提をボツにします。
かと言って懐良親王自身だと一時的にしか九州を制することは出来ないと史実が教えてくれてますので、ちょっとズルしましょう。
ええ、ズルっすよ。ズル。もちろん逆行転生ってのもチートです。ですが、それだけじゃ弱いと考えたんですね。ええ、そうです。逆行転生を止めた理由は真っ当な歴史小説にするんじゃなくてさらなるズルっ子をするためです。
その方法は去年(2016年)大ヒットした某アニメ映画からアイデアを頂戴させてもらいましょう。と言っても作者は件の映画観てないんですけどね。とりあえず一時期よく見たTVCMでよく使われていたフレーズにインスパイアされたということで。
「夢の中で入れ替わっている」
正確には入れ替わりじゃなく、「ある時期から懐良親王が現代日本の夢を見るようになった」ということにします。
初めのうちは「ただ妙な夢を見た」ぐらいにしか思っていなかった親王。しかしある時気付くんですね。「これはただの夢ではない」と。
で、夢で得た知識を試そうとするわけです。途中からは夢の中で自主的に調べるようになるんですよ。我々がググるように。
そうです。逆行転生ネタだと主人公が設定上知っていることしか利用出来ないし、何か解決しようとググることも不可能ですが、この親王は夢の中でググることが出来るんですよ。もしくはその知識を持った人や現場の夢を見ることが出来る(夢の中で視点が変わるのはよくあること)んですよ。ズルっ子ですね。
そんな不思議な夢を見るようになった契機としては「忽那諸島へ向かう途中寄った讃岐で白峯宮お参りしてから」か「後醍醐天皇崩御後」か。
白峯宮と言えば大魔縁さんがいらっしゃるようですし、後醍醐天皇さんの周辺には怪しげな密教僧とかいそうなんで「後醍醐天皇の魂を親王に宿して若返り」みたいな謎の儀式が行われたけど失敗して変な夢見るようになったとか、とても不思議な出来事によって親王は光を手に入れたとしましょう。この辺りは実際小説として書く時にでもそれなりに説得力ある理由を考えるとして今はスルー。
本格的に親王が動き出すのは九州上陸を果たしてからで、瀬戸内にいる数年間は夢で得た知識を色々実験する時期かな? 前回触れた硝石作りとか。
ただいくら親王殿下と言っても幼子が夢で見た話を本気にする者はいなさそう。瀬戸内にいる時期に理解者で協力者を容易しときたい。
火薬作りや鉱山開発などの知識を持つキャラが欲しい。
そう錬金術師が……。