ボツ
残念ながら作者に南北朝の頃の知識などほとんど無い。ノースサイドの大先生が懐良親王を主役に据えて小説書いてるらしいけど、それすら未読。せいぜいネットで調べるぐらいだが、まぁ実質ウィキペディアさんの記述を参考に考える程度っすね。
そうぶっちゃけたところで、早速ウィキペディアを眺めよう。
主人公が転生する懐良親王は後醍醐天皇の息子さん。なんでも後醍醐天皇の皇子たちの読み方は二通りあるらしいけど、ここでは「かねよし」で行こう。
で、1329年生まれの彼は1336年に父親である後醍醐天皇から「お前征西大将軍として九州抑えてこい」と放り出されたと。この時七、八歳? そんな幼子を僅かな供回りだけで奈良から九州へ放り出すなんて後醍醐天皇ひどい。ってか、「兵は現地調達」とでも言われたんだろうか?
今妄想しているのは歴史小説ではなくライトな逆行転生物なので、どこかで「あれ? 転生しちゃってるよ」と気づかないといけない(そうしないと話始まんない)んだけど、タイミングとしてはここかな?
後醍醐天皇「お前征西大将軍として九州抑えてこい。ちなみに今うちはカツカツなんで兵隊は現地調達な」
懐良親王「まじで!?」
あまりの精神的ショックで覚醒。
ただ熊野で何が出来るか?って言うと何も出来ないかなぁ。ニンジャでも居れば雇用イベントになるけど……
そういや後醍醐天皇といえば文観が側にいたな。
真言立川流って伝奇物の恰好のネタだよな。
補佐役の五条頼元さんは事務方の人らしいから、護衛に文観の弟子(架空)でも付けるか。
あ、いや熊野って言ったらやっぱ山伏のイメージか。山伏って時代劇に出て来る時は大抵忍関係者だし護衛はこっちの方が良いかな? いずれ阿蘇山のそばへ行くことだし、
山伏「阿蘇へ修行に出向くついでに守ってやろう」
みたいな感じで。ツンデレか?
これは五条さんとコンビ組ませれば良さそうかな。……ありがちなキャラ造形とは思うけど。
キャラ造形と言えば懐良親王は某長寿マンガの主人公でもある常春の国の国王殿下っぽい感じにするかな。同じ殿下だし。
あとは熊野水軍の協力を得て伊予の忽那諸島へ行って現地の水軍勢力を仲間に引き込みつつ九州へ渡海する機会を伺うこと数年。九州薩摩に上陸するのが1341年なので、それまでは忽那で地道に仲間増やすことになるんだけど、さすがに現代知識あってもその状態ではまだ何も出来ないか?
陸路を北朝方に抑えられているからだろうけど、征西将軍宮たちは海路行くしかないので肥後の菊池一族と合流するまでは水軍頼りになるしかないので、船関連で技術革新出来れば良いんだろうけど、何分作者に知識ないからなぁ。困ったもんだ。毛利水軍に先駆けて焙烙火矢を投入する予定だけど、忽那時代に作れるか材料的に微妙なんだよなぁ。木炭は問題ないとしても硫黄も微妙だし硝石がなぁ。硝石の問題は九州へ行ってもつきまとうよな。某人気マンガの信長さんのように糞尿から作るか。数年あるから手頃な無人島で作ってるってことにしたら良いか。
水軍衆い「宮様はクソなど集めて何をなさるおつもりなんだろう?」
水軍衆ろ「この宮様に付いて行って良いんだろうか? 不安だ」
懐良親王「兵の数に劣るのなら質を上げれば良いのだ」