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ながれゆくもの

作者: 秋葉竹





あなたを抱いただけで

ほら

こんなに冷たいからだが

こんなに遠くを求めるなら

永遠の傷なんて

架空の無傷と同じくらいの意味


止められないのはきっと

くちづけをかわさなかったからだ



ときはゆき、ときはすぎ



目薬を初めてじぶんひとりでさせたとき

おとなになったって

想ったね


安室奈美恵を

ひとりのひととして好きになったとき

なにげなく爽やかにいきたいなと

想ってしまったのは遠いまぼろしの果て



ときはゆき、ときはすぎ



みないふりだけ

大嫌いだから

あえてそんな卑怯な奴になろうとした

真っ三角が逆立ちしたような

笑顔は泣いていたんだろうな


嵐よりも

崩れ落ちる悲しみに翻弄されるちいさな舟

青い舟

青い時代

青い宇宙

青い悲しみ


夜を楽しみにして

どんな悲しみにも耐えるさ



ときはゆき、ときはすぎ



ヤベェ罪だらけの人生なんて

生きても生きても

どこにも辿りつけないんだって

ごめんね、


なんでもないんだっていうタイトルに

なにが含有されているのか

疲労か、

距離か、

つまびらかにされた

肯じ難い困難、か


胸を

サポートしてくれる言葉が欲しくて

あなたの詩を読んでいる


教えてください


あなたを抱いたけど

でも

この街を彷徨っている夜の

破滅しそうな興味本位を

けして消せやしない


このあとどんな悲しみにも負けないほどの

胸キュンが

やって来るのか

来るというタイトルが

眩しい、



ときはゆき、ときはすぎ









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