子子子子子子
ほとばしる厨二ごころに身を任せて書きました。後悔は今のところしてません。
子子子 子子子と書いて(ねこのこ こねこ)
見た目は幼い少女であり、特徴といえば…猫目であることぐらいだろうか。仕草は可愛らしくあざとい、まさに猫を想起させるかのようだ。この少女は最強である、信じられるだろうか。今から起こるのは、最強の証明だ。
「今回の任務はコイツの殺害だ」
「ししし…?なんて読むんだ?」
「名前なんて知らなくても殺れるくないっすか?」
「馬鹿が。知って損することがねぇなら知っとくべきだろうがよ」
「コイツの名前はねこのここねこ。ふざけた名前だが、コイツが最強と呼ばれているらしい」
「誰が相手でもオレらなら殺れますよ」
「だからお前は馬鹿なんだよ。リスクを減らして悪いことがあるか?ねぇんだよ。わかったら黙っとけ」
「はぁ…仲良くとまでは言わんが、もうちっと喧嘩は無くして欲しいんだが…作戦を説明する」
「はい」「あぁ」
「まぁ作戦という程ではない。俺の能力でコイツを拉致して、3対1で殺る。そんだけだ」
「馬鹿は焼かれねぇように気をつけろよ」
「分かってますって」
とある空間、大体1辺数百メートルの立方体、といったところだろうか。そこに3人の男がいた。
1人は火傷痕が目立つヒョロガリな男。
1人はガタイが良いだけの知性を感じない男。
1人は中肉中背で平凡な男。しかしリーダーは平凡そうな男らしい。
「じゃあ、連れてくるぞ。準備はいいな?」
「はい」「おぅ」
男たちがそう言うと、空間は光に溢れた。その光から出てきたのは、一文字で表すなら猫という文字が合う生き物だ。まぁ、人なのだが。
現れたのは子子子子子子だった。
「イラッシャイマセェェェ!!」
そう言って殴りかかるのは筋肉だ。
「小手調べだ!岩激突オォォォォォォォ!!」
まさに岩のような知性を感じない右ストレート。しかし、こねこはなにもしない。このままでは、そう思ったところで無機質な声が木霊する。
[猫は液体です。]
その無機質な声とともに、こねこは水のように溶けた、これが岩激突の効果だろうか。
「なに!?コイツ溶けたぞ!?」
違うらしい。
ともかく、こねこは溶けた。無機質な声となにか関係があるのだろうか?
ここでもう一度無機質な声が聞こえてきた。
[あなたは猫に触れたため魅了されました。70以下で対抗です。1D100:35 成功です。]
「次は本気だ!地球激突ォォォォォ!!」
やはり知性を感じない右ストレートはやはりこねこには効果がない。
[猫は液体です]
もう一度聞こえた声はこころなしか呆れて聞こえた。
[あなたは猫に触れたため魅了されました。70以下で対抗です。1D100:82 失敗のため行動不能になります]
「駄目だ!戻れ!効いていない!」
「チッなんか知らんけど動けないっす!」
「液体でも炎は効くだろ、炎熱衝突!」
そう言うとヒョロガリからこねこに向けて炎の塊が発射された。猫に向かってなんてことを。
[猫は火車でした。火は効果がありません]
どうやらこねこは無事なようだ。本当に良かった。
え?私が魅了されている?そんなまさか。猫は神ですよ?
[あなたは猫に触れたため魅了され…]
「一体…どうすればいいんだ…」
子子子子子子 (ねこのここねこ)
一見猫のような少女だが彼女の特異性は猫に集約する。彼女は、この世に存在する、猫に関連するもの全ての概念を具現化する。特に強い部分は生命力だろうか。
猫には9つの魂がある
シュレディンガーの猫
猫は液体である
などの概念が集合した結果、物理攻撃が効かず(液体のため)攻撃を二分の一で無効化したあげく(シュレディンガーの猫)9回殺さないと死なない(9つの魂)という、なんとも理不尽なことになっている。さらには猫の魅了により、行動ごとに3割の確率で行動不能になり、ファンブルしてしまえば、こねこに隷属することとなる。いや、それが幸せなのだろうか。
「にゃん」
筋肉 右腕を自分の思うように硬くできる激突をインパクトと読むような馬鹿
ヒョロガリ 炎を操る能力で火傷痕を作った厨二病
リーダー 自分が指定したものだけが入れる空間を作ることができる苦労人