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ホラー短編シリーズ

未知の標識

作者: リィズ・ブランディシュカ



 道の標識は未知の標識。


 深夜2時だけ未知になる。


 とても不思議な標識なので、ついつい足を止めて見入ってしまう。


 すると大変。あら大変。


 早くおうちに帰らなくちゃいけないのに。


 ずっと足を止めて見入っちゃう。


 未知の標識は道にとどめる。


 人をとどめて、危険を呼んでる。


 危ない危ない、夜の世界に。


 ずっとずっと、とどめるために。


 帰れなくなり、戻れなくなる。


 見つめたら最後。ずっとそのまま。


 吸い寄せられて、吸収されちゃう。


 ばっと標識が大きくなって。たちどまった人をぱくっと食べちゃう。


 助けてくれと叫んでも。


 標識の内側で叫んでも。


 声は届かず、人は素通り。



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