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人形好きの少女の悠々自適な生活  作者: そうげん
少女、転生する
4/4

3 人形操作

主人公は中三です15歳

中学校の後半にかけて華ちゃんによる性格改変が行われたらしい。

 南西にあると言われている村に向かっている途中に考えていた。

 「私に『魅了』なんて合わないよなぁ。」

 そう言いつつも『魅了』を鑑定してみることにした。

 「『鑑定《魅了》』」



 魅了

生物に対する眷族作成

対象者は力または魔力での対抗

使用者は魔力の量に依存する

対象者が使用者に惚れている場合または眷族になることを認めている場合は自動成功

使用者が認めない限り魅了は解除できない

対象者のスキルなど制限は使用者の一存

『人形召喚』のスキル所持による情報開示

使用者が人形使いならば眷族を模倣した人形の作成可能

作成する場合は魅了の自動解除

いつでも人形召喚で作成した人形の召喚可能



 ...怖っわ

 破格の性能だけど、実質これ奴隷ってこと?魔性の女になっちゃうじゃん

 ...前世があれだから,笑えないかもってもしかしてこのスキル前世のせいで取れたの!?

嫌だ,あの汚れた自分の存在を消したかったのに、まだ穢れてるか...はぁ

これから新しい生活が始まろうとしているってのに、私、痴女なの、、

新しい女の子の生活が非処女で始まるってほんとうにいってるの!?

 私は、その場にうずくまって頭を抱えた


閑話休題。


 「あぁぁぁ,,,,,,,,,,,,ま、まぁ、このスキルは極力使わないようにしよう。」

 きっ、気を取り直して別のスキルを鑑定しようかな

 「『鑑定《人形操作》』」


 人形操作

 人形使い専用スキル

 自分の所持している人形の操作

 自動行動またはスキルの行使の選択

 同時に操作できる人形は Lv/5+1 体

 非生物のみに有効

 『視界共有』のスキル所持による情報の開示

 下記の行動をした場合、視覚、聴覚、痛覚を共有する

 行動範囲は使用者の半径30メートルまた使用者の『視覚共有』による行動範囲の無制限化



 なるほど、人形使いの真骨頂はこのスキルか遠距離からの指揮官

 人形(アンサンブル)を指揮する指揮者(コンダクター)ってことね

 なんかキザな言い回しになっちゃったけど何かワクワクしてきたかも。

 ついでにこのスキルも鑑定しちゃおっと

 「『鑑定《視界共有》』」


 視界共有

 視界を共有する

 その場合体力を消耗する

 見えているものを使用者の目に投影する

 使用中は、視覚を遮断する

 片目のみの使用も可、しかし大幅な体力の消耗が伴う

 レベルにより視界共有時の体力減少の軽減


 なるほどこれがあるからこそ『人形操作』が使いやすくなるのか、危険が伴う偵察のようなものが安全な場所から指示できる。

 一つ懸念点があるとすれば、痛覚の共有、背後からの不意打ちや勝てない相手に攻撃を食らったら、肉体は大丈夫でも、痛覚によって精神崩壊(メンタルブレイク)を引き起こしかねない、対策を練る必要があるかもなー。

 って、真面目かっ!!

 痛みと言えばだけど、中二の夏休みに出会ったおじさんの巨○で何度失神させられたことか、あのときは本当に痛かったしおかしくなりそうだった、けど数十万円出されたら怒れなかったなー。激しすぎるんだよあのおじさん。

 おっと、汚れた記憶が出てきちゃった。

 そんなことよりスキルの実践をしてみようかな。

 「『人形操作《熊の人形》』」

そう唱えると少し熊の人形が輝くと人形が自立した

 これどうやって動かすの?そう思いつつ歩けと頭の中で命令をしてみる

 すると熊の人形が歩きした

 なるほど、操作は脳内でわずかな命令を下すだけで勝手に動いてくれるんだ。

 それにしても熊の人形っていちいち言うのもあれだなぁ、名前でもつけてあげようかな。

 人形の名前か~うーん

 華→花→フラワー→小麦粉→こむぎ

 よし名前はこむぎで決定だ。

 ちょうど小麦色だし

 「今日からお前の名前はこむぎだよ。」そう笑顔で伝えながら頭を撫でる

 こむぎが少し嬉しそうにしたのは気のせいかな。

 別に口に出す必要はないけれどどうせなら口に出して言いたいものである。

 「よし、こむぎ走ってこーい」

 そう叫ぶとこむぎは見た目によらない素早さで駆けていき、円を描く形で帰ってきた。

 「こむぎは意外に足が早いんだね。」

 ペットに話しかけるような口ぶりではなす。

今度はスキルを試してみようかな。

 「こむぎ、目の前の木に向かって『爪攻撃』」

 そう口に出していうと、こむぎは大きく振りかぶり木を切りつける

 白く光る斬撃の残像が見えたと思った矢先ドーンという鈍い音がする

 木に視線を向けると木が半分抉れていた。

 「すっすごい、、、、こむぎは力も強いんだね。」

 私は苦笑する。内心少し引いているが表には出さないでおこう。

 つぎは、

 「『視界共有こむぎ』」

 私の瞼が閉じ視界が暗転する。


  



 

遅くなってしまって申し訳ないです

由香ちゃんの胸に誓って反省しています

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