表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

オークは性犯罪者の呪いをかけられている

作者: Ash

※ここに出てくるオークは豚人間、もしくは豚頭のビヤ樽体型亜人です。

オークビショップには何故、美しくも感じないヒトやエルフの雌をオーク(雄)が襲うのかわからなかった。

オークにも雌はいる。ヒトやエルフなんぞとは比べ物にならないほど美しい雌たちが。

なのに、何故、あんなに醜い雌を好き好んで襲うのかわからない。



また、何故、雌だけなのかもわからない。

観察の結果、昂ぶった性欲を鎮めるためにヒト(雄)が雌だけでなく、雄雌の区別なく襲うことがわかった。

しかし、オーク(雄)は雌しか襲わない。雌にしか見えなくても、雄は襲わない。



オークビショップが長年研究してわかったことは、オーク(雄)には呪いがかけられていることがわかった。呪いをかけたのは整った容姿と優れた顔をしたヒト(雄)たち。それも異世界のヒト(雄)たちだった。

異世界の整った容姿と優れた顔を持つヒト(雄)を醜いヒト(雌)は蔑み、嫌悪の目で見、暴言を吐いた結果、彼らはせめて違う世界で仇を討って欲しいと、醜いヒト(雌)を襲う呪いをオーク(雄)にかけたのだった。



何ということだろう!



これまでオーク(雄)は見向きもしない、あんな鶏ガラのギスギスした雌を呪いで無理矢理抱かされていたのだ。


オークビショップは悩んだ。同胞をこの地獄から解き放つ方法はないか、と。

エルフの賢者にも相談し、この呪いを解くべく研究を重ねた。



そして、今日もエルフの賢者に知恵を借りようと、エルフの里まで出向いたのだが・・・


「エルフの賢者が雌を襲った?!」


エルフの里の門番から告げられた衝撃的な報せに、エルフの賢者への面会を求めたオークビショップは耳を疑った。

エルフの賢者は如何にもエルフらしい紳士だ。枯れているとも言われかねないような雄だった。

それがまだ幼いといってもいいエルフの雌を襲ったらしい。


そんな馬鹿な・・・。


オークビショップは信じられない思いで首を振る。


気を取り直して、オークビショップはエルフの賢者との面会を再度要求した。

軟禁されているエルフの賢者と対面したオークビショップは、エルフの賢者にも異世界のヒト(雄)たちのかけた呪いがかかっていることに気付いた。


奴らは呪いを解こうとしたオーク以外の者にまで容赦なく、性犯罪者になる呪いをかけてきた。

オークビショップは異世界のヒト(雄)たちの執念とその恐ろしさに身震いする。



こうして、オーク(雄)にかけられている呪いは解けず、オーク(雄)は今まで通り、ヒトやエルフの雌にとって性犯罪者として認識されるままとなった。

エルフの賢者はロリコンとして認知されました。平謝りに謝って、責任をとって嫁にしたらしいです(未婚だったのか!!)。


オークビショップはこの呪いに対する耐性があるらしく、ピンポイントでかけられても効きません。でも、嫁たちはいます。(本人基準で)美しい雌のハーレムです。



女性の皆さん、男性にもう少し優しくしてあげて下さい。罵詈雑言吐かないで下さい。視界にも入れたくないと目をそらさないで下さい。お願いします。

ファンタジー世界のオーク(雄)たちに呪いがかからぬように、自分の世界の男性に優しくして下さい。本当にお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ