表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/22

第7話 銃に宿りし魂と、札に収めし魂達の協奏曲Ⅰ

※『召喚札操師サモカルーラー』というジョブは存在しませんが『召喚術師サモンマスター』は存在します。

 サービス開始から数日後、今日も小雪はレベリングを行っていた。

 その殆どが同じ『闘札操師トレカルーラー』のNPCか、『闘札操師トレカルーラー』の特性を知らずに襲ってくるPKプレイヤーキラーであった。

 勿論、(ことごと)く返り討ちにしている。

 

 『決闘終了。 勝者・フィーネ』


 PvPで最後のPKプレイヤーを倒すと、PKプレイヤーは消えていく。

 

 「ふぅ、やっと終わった…」


 普通はPvPで敗北しても疑似HPがただ無くなるだけなのでPCはその場に留まるが、“『闘札操師トレカルーラー』だから”と余りにも自分に向かうPKが、フィーネの予想よりも遙かに上回ってしまったため、急遽GMコールで『闘札操師トレカルーラー』専用スキルとして『黄泉送り』のスキルを作成して貰ったのだ。

 故に、先程倒されたPCは強制的に教会へと飛ばされている。


 「全く…PKするならもちっとお行儀よくやれってぇーの」


 ウインドウを開き、ステータスメニューのコマンドをタップする。


 Name  :フィーネ

 Level :12

 Race  :精霊ジン

 Sex   :男性

 MJob  :闘札操師トレカルーラー

 SJob  :無し

 Money :350000Czクルツ

 BP    :10500P

 EXP   :36

 Head  :無し

 Acce  :無し

 Bady  :精霊のワンピース

 RArm  :無し

 LArm  :Nガントレッター

 Leg   :無し

 Skill :『決闘者』『PK無効』『裁定』『闘札の精霊』Lv10『闘札を極めし者』Lv10『黄泉送り』


 DecksH:1

 Binder:1

 Capa  :1500/2400

 CrossT:クラッシックゴシカ

 MDeck :『戦慄の平均マルチオブ・マルチ』デッキ


 「お、BPが貯まってるな」


 装備に関してはファッション程度なので変わっていないが、レベルの上昇により、キャバシティーが上昇していた。

 大体1デッキが1200~3000の間なので、もう暫くすればもう1デッキを作成する事が可能になる。

 ムゲンクロスは1デッキ制と3デッキ制を採用しているという設定なので、計3デッキの所持が普通であるらしい。

 『換装クロスチェンジシステム』と呼ばれるルールを採用しているという理由らしい。

 では、何故か。

 それは、『闘札操師トレカルーラー』以外のPCとのPvPにおいてのカードの消費枚数にある。

 『闘札操師トレカルーラー』は特殊な立ち位置である。

 同『闘札操師トレカルーラー』戦ではルールに則った戦闘で執り行われる。

 故にターン制と言うものが効力を持つが、『闘札操師トレカルーラー』以外のPC戦は違う。

 ターン制度の効力外での戦闘になるのだ。

 一つのデッキでは長期戦には持つ事が出来ない。

 それならば、と使用デッキを三つまで増やした訳である。

 それにより長期戦はおろか戦力の幅も広がり、状況に応じた戦闘が可能となった訳である。

 だからキャパシティーが増えればその分長時間の戦闘と、戦略の多様さに色が着くのである。


 「問題はBPの方だな…。 今の所使用利用が解らない」


 戦闘によって入手したものの、その活用法が未だに見出せないでいた。

 

 「取敢えず、ショップで聞いてみるか」

「此処までの補足説明として『闘札操師』は未知数なのでスキルレベルが存在するものと無いものがあります。 他とは違うといった理由で、差別化のために敢えて2つ以外は入れて居りませんので問題は有りません」


by『MYTHOLOGY ONLINE』スタッフ


また何かありましたら削除&修正していきます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ