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第1話 愛、覚えまくりです

モンスターカード? 何それ、美味しいの?

LEDの明るい照明の光が部屋を照らしだしていた。

そこに、一人の少年が使い慣れたヘッドギア型PCを装着しながらソフトチップを挿入する。


「これでよし、と」


ぼふんとベッドに飛び込む。

口元が緩み、口角が上がっている事からよっぽど楽しみだったのかが伺えた。


潜行開始ログイン


目が覚めるとそこには真っ白な空間が広がっていた。


「ようこそ、『MYTHOLOGY ONLINE』をプレイして頂き、誠に有難うございます。 では先ず、プレイヤーさんの名前をお教えください。


目の前に現れたのは案内役の女性NPC。

衣装は中世ヨーロッパ辺りであろうか、そんな感じの服装だった。


「じゃ、何時もので…と」


『フィーネ』さん…ですか、素敵な名前ですね。 それではフィーネさんの種族を選んでいただきます」


いや、そこは「教えて貰えませんか?」と訊ねられる物だが、此処は敢えてスル―。

このゲームは剣と魔法の、王道的な…所謂“幻想世界ファンタジーワールド”という設定である。

当然、人間以外の亜人も登場するのも当たり前の事なのである。

少年は水色に光るA4型のウィンドウを覗き込むと、そこには多種多様の種族のイラストと簡易的な説明が表示されていた。


(うーん…ぶっちゃけ迷うんだけどな)


見慣れた種族がずらりと並ぶ中、奇妙な物を発見した。


「プレイヤーであるフィーネさんはβ版をプレイされておりますので特典としてユニーク種族を選ぶ事が可能です…といっても発見率はレア種族よりも低い99分の1の確率ですが」


「マジか…。 つーかコンバート特典とか、思いっきり選んでるなー…」


主に開発陣が、とは言えまい。


「えーっと…それじゃ『精霊ジン』でいいか」


一瞬迷ったが、イラストの見た目が可愛かった事もあってか、直ぐに画面から『精霊ジン』のアイコンを選び出し、タッチする。


「『精霊ジン』ですね? それではジョブの方を選択してください」


ジョブに関しては予め決めて居たのか、素早く選んだ。


「それではフィーネさん、改めて『MYTHOLOGY ONLINE』の世界へようこそ。 此処では多種多様な種族が入り乱れ、それぞれ自分なりの物語を語って貰います。 最初の内は困難でしょうが、思いきり楽しんで行って下さい。 それではお気を付けて行ってらっしゃいませ!」


再び、世界は真っ白に染まっていった。


また何か在りましたら削除&修正していきます。

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