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東方大精霊  作者: ティーレ
1.目覚メレバ幻トナッテ存在セリ
13/55

幕間



更新が大分遅れてしまってすいません。思いのほかGWが休めない事に絶望した。今日も学校です。休みくれよ。





時代の変化は唐突に。終わりが来るなら潔く。始まるならば心機一転。


逃れられるほど運命は弱い物ではなく、簡単に得られるほど永遠は安くない。


いつしか死の概念が自分を迎えに来るまで、自分と言う存在はまた明日を迎える。


終わりが始まり、始まりが終わる瞬間は正に一瞬。意味はあってなく、それ故に強く、弱弱しい。


明日が必ず来ると錯覚し、胡蝶の夢の可能性を削除する。


それは逃げか、はたまた目を逸らしているだけか。どちらにしても大差はない。


幾年を越えてようやく気付く。自分と言う存在の役に。


その意味が主人公なのか、脇役なのか、それとも存在の意味すらない影なのか。


それは気付いた物だけが独自に答えを出し、それを信じて生きていく。


気付いた瞬間に始まり、そして始まりが終わる。


ささやかな始まりの音を聞き逃さないですむように、彼はまた今日もいつもと変わらない日々を歩むのかもしれない……












☆〇☆☆〇☆















さて、永琳のお手伝いイベントが終了し……随分。しかしどれくらい経ったかは分からなくなってしまった。 最近は時間の経過が分かりづらくてしょうがない。日々同じようなことをして過ごしている弊害だろう。


帰って早速長い間不在で心配かけたこととおみやげを忘れたことで制裁をもらい、二日ほど再起不能になった。主に精神的な意味で。


この頃は暇なのか四日に一度ほどで蓮姫が遊びに来るようになり、俺としてはその日に限って非常に苦々しい一日を過ごしている。何故ならば、蓮姫がその度に再戦を申し込んでくるからだ。そして俺はその度に逃げる。全力疾走する。


詰まる話、来る度全力鬼ごっこだ。最近は本気で死ぬんじゃないかと思ってる。そしてその次の日の朝には山の中腹で寝転がっている。何があった。


永琳のところにも出来るだけ足を運ぶようにしている。行く度に「また来たの?」、等冷たい言葉を投げかけてくるがその口元には微笑があるので喜んでるんだと思う。もしかしたら雑用が来て喜んでるのかもしれないが……なんて事は口が裂けても言えない。


真可と天正とも相変わらずだ。今も当然真可の寝床で寝泊りしてるし、山菜やら魚を釣るのも毎日のことだ。ただ蓮姫や永琳の話をしている時はいきなり特訓を申し込んでくる。そして完膚なきまで俺を叩きのめしてニコニコする。何が原因なのか要因が分からない。


これが所謂ヤンデレか? と思ったときは寒気に殺されるかと思った。


天正とは本当にいつも通り、たまに山の中を散歩しているところに会って話をしたり、天正の小屋に行って話をしたり、真可の家にきて話を……アレ? 話ばっかり? 戦いを挑んでこない天正さんに感動した。


協定やらを結んで以来、俺に対する山の妖怪の目は少しくらいなら改善されたのかもしれない。少なくとも前のように岩が飛んでくるようなことはなくなった。たまに石は飛んでくるけど。そりゃあ岩よりはマシだとは言ったけども……


閑話休題


今のところ、山は前と同じ平穏を保っている。なんだか平和すぎるって事もある気がするが、それもまた、いい傾向なのだろう。














☆〇☆☆〇☆














「……平和だね」

「平和だな~」

「平和ですね~」



湖のすぐ傍に腰を下ろし、俺達はのどかな一時を過ごしていた。前触れもなにもなく、天正が誘ってきたのだ。今日は一緒にのんびりしないか? と。用事も何もなく、俺と真可はそれに頷いた。天正からこうして誘われるのは珍しいことだ。


湖の遥か上を沢山の妖精が舞っている。今なら戻っても追い出されたりはしないだろうと思ったが、そうする気にはれなかった。今は隣に二人がいるのだから。それはまた今度試してみればいい。



季節は一巡りした。とは言ってもそんなに暑くない夏とほとんど雪が降らない冬は大して変わったと思えなかったが。しかし、もう一年か――




「どうかしたの?」

「ん。真可と会ってからもう随分と経つなって」

「ああ……あの時。その時は私も子供だったからね」



一年しか経っていませんが、と心の中でツッコミを入れるのは忘れない。

しかし、真可も随分昔を思い出すかのような目をしている。よくよく考えれば真可も初めて会った時に比べればかなり変わったのかもしれない。



「僕が舞風君に会ったのもちょうど季節が一巡りする頃か」

「全員、全然変わってないよな~」

「変わったよ。って言うか舞風が一番変わったよ」



言われてみれば、と俺は納得する。非常に地道だが俺の背は伸びつつある。恐らく妖力を少しずつ蓄えている影響なのだろうが、これも一つの成長、なのかもしれない。



「よく食べよく寝てよく遊んでるからな~」

「多分それ関係ないと思うんだけど……」

「そのうち、舞風くんに追い抜かれるかもしれないね」



やだな~、と真可が足をばたつかせながら零した。おい、それってどういうことだ。


俺はジト目の視線を送りながらため息をついた。せめて生前、最悪でも真可より大きくなりたいと言う切なる願い。届け。


それはそれとして、平和だ。本当に平和だ。



「これからも、こんな生活が続いてくんだろうな~」

「ふふ。そうだね。今、こうして入れるように、これからも一緒にいるんだろうね」



一生一緒か。なにやら聞き覚えのあるフレーズだと思いながらも俺は笑って空を見上げた。


青い空、白い雲。舞い上がる風。


これからもこんな何気ない日々が続いていって。こうして二人と笑い合って生きていくんだろう。いつ消えるか分からないこの命。そうして消費していくのも悪くない。


今なら胸を張って言える。あの時、やり直したいと思って、本当によかった。



だって、俺は今、間違いなく幸せなのだから――











はい、破 滅 フ ラ グ が立ちました。


でも更新が出来ない。時間がないよ。



自動車学校が終わりました。後は免許会得の試験にいければいいんですが、平日が休めない……


何で土日やらないんだ! どうしてだ!!



そのうち学校を休んででもいくしかないと思ってます。


四回休んだら単位落とすけど。



次の更新も恐らく大分遅れる事になります。


って言うかパソコンに触れることすらできないかもしれません。


へへっ、俺、GWが終わったら、執筆再開するんだ……


 

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