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火水風土  作者: 田中 椿
26/31

整理

「ありがとうございます」

「良いんだよ。それじゃあね」

「さよなら」

「ベラ、さようなら」

「さよなら」ベラは素っ気無く言った。


「ベラなんであんな態度とるの?」

「あんな態度って?」ベラはしらばっくれた。

「ベラっ!!」トナは怒ってた。

「はいはい。しょうがないでしょ、悪いと思ってるから。それじゃあ部屋の掃除しよう」理由を話さずにこの話を終えようとした。

「そうね。でも、必ず理由を言ってね」トナはしつこく聞かなかった。それには理由がある、聞いてもベラが言おうとしないのは言いたくないからだと知っていたから。

「で、部屋よ自分たちの部屋決めなきゃ」トナが言った。

2人は、二階に上がった。部屋は三つあった。

「じゃあ、私ここ」ベラが選んだのは、左側の部屋だった。

「じゃあ、私は真ん中で書斎があっちね。これで決定。自分のベット運ぶわよ、最初はあんたから」

階段は狭くてベットを横にしてギリギリ上に持っていかれた。

「これでよし!あと私の」

2人のベットがようやく部屋に持ってかれた。

「他は明日で良いでしょう。それじゃあ、お風呂やって入ったら寝ようか」

「うん。分かった」

お風呂は凄かった。

ルーアンダの時の倍はあった。

でも・・・


「凄い、前より大きい」

「そうだね」

「じゃあベラやっといてね私、整理するから」

「いや、私が整理するからトナやっといてね」

「ベラやってね」

「トナやってよ」

「私やだよ」

「私もやだ」

「何で?」

「多分同じ理由だよ」

「じゃあいっせいのせで言おうか」

「汚すぎる!!」

「汚すぎる!!」

「同じだね」

「じゃあ、2人でやろうよ」

「そうね」

お風呂はすごく汚かった。

洗っても洗っても落ちない汚れはほっといておく事にした。

「なかなか落ちない」

「もっとがんばればいいのよ」

しばらくすると、

「はあ~もういやっ」ベラは、大の掃除嫌いであり大の気分屋でもあった。

前の掃除の日は掃除する気分だったのでやった。

「がんばってよ!楽しくないの?」

「そう言うトナは?」

「楽しいわよ」

「そう、じゃあ私は・・・」ベラはお風呂場から出ようとしながら言った。

でも、言い終わる前にトナが

「ダメよ!やらないんだったら、お風呂入らせないから!」

「それは嫌だ!わかった、やるよ」ベラは、しぶしぶ言った。

それは、ここ3週間まともに風呂に入ってないから。

たまに、宿に泊まってお風呂に入ったが、無いところもあったし、3~4日前から髪だけしか洗ってない。


掃除がやっと終った、トナはお湯を入れすぐにベラと入った。

「はあ~やった!」

「そうね、ちゃんと体洗わないと」



お風呂が終るとベラはすぐに寝てしまった。

トナはジリアンに手紙を書き、すぐ寝てしまった。

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