質問
ご飯は、パンにクリスマスに食べそうなでかいチキンとスープ。
スープはトナが作り、パンはヘルが作ったチキンは2人で作った。
食べているとき、2人でお互いを褒めあってた。
「トナ、このスープ美味しいわ、食べた事の無い味ね。今度作り方教えてね」
「良いわよ。でも、ヘルのパンの方が美味しいわ、作り方教えてね」
「いいわよ、簡単に出来るわよ」
ベラとサナは、あんまりしゃべらなかった、ただ「おいしいね」とか一言しゃべるだけだった。
ルーンは仕事があるので少しして来た。
みんなが食べ終わると、トナとベラに質問が来た。
「何でこっちに引っ越してきたんだい?」ルーンが質問した。
「みんなこの子の扱いがひどいし、信じれる人がいないから」
「君の両親は?」
「お父さんはルーアンダにいるわ、置いてきたのよ。お母さんは死んでしまったの」
「なんで置いてきたの?一人で大丈夫なの?」ヘルが質問した。
「さっき言った通り、みんな信じられないのよ。お父さんだってその中の一人よ。それに元気だから大丈夫よ、後長くて50年は生きるわ」
「でも、なんでベラは嫌われてるんだい?こんなにかわいいのに」
「それは・・・その・・・」
「あっ、言いたくないなら言わなくていいんだ。すまないね」
「良いんですよ」
「そういえばベラとトナって似てないよね!どうして?」サナが不思議そうに2人の顔を見ながら言った。
「ベラは私の子じゃないですよ。教会の前に捨てられていたのを見つけて拾ったの」
「へぇ~、捨てるなんて酷い事する人だね」
ゴ~ン ゴ~ン ゴ~ン ゴ~ン ゴ~ン ゴ~ン ゴ~ン ゴ~ン
8回時計の鐘がなった。
「もう8時!?ごめんなさいこんなに居て帰りますね」
「ああいいんだよ。でも帰っちゃうのかい?」
「はい。準備もあるから」
「そうか、じゃあ送るよ」
「それは助かります!」
「それじゃあ行って来るよ」
「気をつけてね~パパ」サナの声は心配そうに言ってなかった。