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火水風土  作者: 田中 椿
19/31

ジリアン

ジリアンの告白から3週間。

家は、ほとんど机に1個花瓶があるくらい花でいっぱいになった。

「トナ、あのさ~花いくら好きだからってこれはないでしょ。」

「私も思ってたわよ!あいつまるで子供なのよ!」

「言えばいいでしょ!言えないんだったら私が言うけど」

「いいわよ。私があんな事言ったからこんなんになったのよ。」

「何て言ったの?」

「私花が好きだから今度持って来て!って言ったのそしたらいつも持って来るようになったの」

「・・・トナのせいか」


トントン


「来た!」

「トナー」ジリアンは勝手に入って来た。

「花そんなにいっぱい」今日の花は、100本近かった。

「うん」

「花瓶用意しなきゃ」

「花瓶もう無いんでしょ。買ってきたよー」

「ありがとう」

「どういたしまして」



「ベラ~早く寝なさーい」

「はいはい」


「あのさトナ。」

「何?」

「ベラを、学校に、い、かせ・・ないか?」

「何言ってんのよ?」

「大丈夫だよ。ちゃんとしたベラのような人が行くような学校だから」ジリアンは、にっこりと笑って言った。

「それにお金は、僕が出すよ。ねっベラが学校に行ったら僕たち一緒に暮らそう?」

「あんたも、みんなと同じ・・・」トナは、小声で言った。

「えっ?」

「あんたもみんなと同じね。でも、あんたは、もっとたちが悪い!!あんたはお金でなんでも出来ると思ってる!あんたのお父さんと同じ。私がなんで最初付き合うのを、拒んだか分かる?あんたは、顔もいいし、お金もいっぱいある!でも私は拒んだ、何でか分かる?あんたが、私の嫌いなあんたのお父さんの性格を受けていると思ったから!私の思った通りだった。それにベラの事最初あんた、どんな目で見てたか、あんたの目はみんなと同じ目だった。」

「・・・・・」

「どうせあんた、私のお父さんに言われたんでしょ!ベラと私を引き離せって。それにね、あの時パパが来ること事態おかしかったのよ!」

「・・・」

「出てって!」

「えっ!!」

「出てって。二度と顔見せに来ないでよ!」


バタン!

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