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火水風土  作者: 田中 椿
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ベラは……

 トナのお父さんたちが会議をしてる時、ベラは部屋で絶望と怒りに浸っていた。

 サニーニャが死んだ、絶望。人々への怒り。

 また涙の出ない自分への絶望と怒り。

 そして何よりも自分が期待していたことにも絶望と怒りを感じていた。

 彼女は前から知らぬまに期待していたのだ。この頃、薄々感じていたのだが気づかないフリをしていた。

 自分が火を操れるのは人のことを守るためで、本の主人公みたいにいつか人に認められるような日が来ると期待していた。それが昨日だと期待していた。だが、現実は違う。いつも以上に人々の目が冷たく、怖かった。その恐怖で逃げ出してしまった、いつものような態度は取れなかった。

 

 もうなんかやる気力が無い、いっそ死んでしまおうか、たった一人の友達にまた会える。いや、あいつらから見たら、もう死んでるも同然か私は要らない者だもの。

 でもあいつら、私がサニーニャの事殺したって言った。

 バカだなあいつらも、私が殺す? サニーニャを? いつもの私達を見てなんでそう思えるの。サニーニャのお母さんは帰ってこないとも言ってた。死んでは居ないのかもしれない、でも、いつも門限までには変えるんだから、やっぱり死んじゃったの?

 

 突然、ベラの脳裏を横切ったもの。それはサニーニャが悪魔に心臓を貫かれるところだった。

 

 悪魔だ! でもあのときのサニーニャの反応は、転んで傷が出来たくらいの反応だった。

 あの時、私はだから逃げたと考えた、でも違った?

 あの時殺したのか。

 でも、じゃあ遺体はどこ? あの時火が塵にした?

 いやでも、もしかしたら悪魔が連れさらった? そしたら1~2匹悪魔を逃した事になる

 連れさらったと考えるとその悪魔は相当早いか、空にいた悪魔かどちらかだ。

 だったら、まだ生きてるかもしれない。マーヴェラに聞いてみよう

 すぐにベラは、物音をたてないよう気を付けて書斎まで行った

「マーヴェラ、起きて。聞きたいことがあるの!」大きな音をたて、本を開いた。さっきの苦労を水の泡にするところだった。

「うん、え、なに」眠そうな声が聞こえる。

「悪魔ってさらったりする?」

「う~ん、拐いはする、でも悪魔が人をさらって、生きて帰って来ることは聞いたことが無いねぇ」

「それじゃあ、サニーニャは帰ってこないって事、じゃあ死んだも同然、ね」下を向き、マーヴェラにきこえないように言った。

自分で書いてて

ちょっと混乱したので

皆さんに伝わるか

心配です。

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