なんとなく消費税の話
まずはこれ以降はフィクションです。
しかも意見論評です。
ちょっといろんな言説があるので整理しようと思って書いています。
まず消費税の話をする際にですが、以下の視点が抜けている感じがします。
・商品の値段は基本的には同一のものは同一の値付けをされている
これは基本的に日本や海外で販売する際も基本的にはその地域の値付けを守らなければ売れないってことです。
値段が高ければ売れなくなり、安くなれば売れやすくなる。
しかも需給のバランスでほしい人がどれぐらい存在するかなどもありますので、
実際の価格の決定はかなり難しいことになります。
しかも、輸出先の通貨と日本円との為替の変化もあります。
そんななかで国内での販売では商品の価格に10%乗せればいいでしょとZは言いますが
基本的に乗せることはできません。
できるんだったらZの役人は自分で商売してください。
BtoCでね。それでちゃんと上場企業まで育てることができたらこの言説は取り下げてもいいですね。
基本的に市場で売れる値段を設定したうえで、その売り上げから消費税を払っている。
これを理解しましょう。
だから、30年前よりもお菓子などは内容量を減らしているでしょ?
原価下げて同じ値段で売るってのは、価格が最初にありきだからですよ。
それを理解せずに消費税の話はできないと思いますけどね。
あとは消費税は消費を減退させるという言説がありますが、これはその通りだと思いますよ。
だって去年から今年にかけてのとあるコンビニの話見てればわかるじゃないですか。
量を限界まで下げて対応してたのにリミットを超えたら売れなくなった。
わかりやすい話ですよね。
輸出に関しては結局消費税含む製造原価は減る方向だと考えます。
本来ならば製造原価に消費税が乗っかるのですがそこの分がなくなるわけです。
つまり輸出すれば日本で売るよりも儲かる。
売り上げで見ると見えてこないと思うんですよね。
製造原価で見ないとだめだと思います。
それこそ、販売価格は海外は特に定価とかあるかどうかもありますし、
製造原価に何割載せて出荷してるかもわかりませんしね。
例えば最初の86は米国での販売価格よりも日本での販売価格が高かったです。
しかも、米国版にはクルコンついてたりしますし。
日本の販売価格はディーラーの取り分もあるんでしょうがない部分もありますが、
同じ装備にしろと思いますけどね。
まあそんなこんなで、販売価格が国ごとに違うので消費税を議論するときは本来払わなければいけない金額を払わなくてよくなったことでの利益をどうとらえるかが問題だと思います。
ちっちゃい商店とかがインボイスでちっちゃい金額を収めてない不公平だっていうよりは、
でかい会社に製造原価で普通に納めてもらったほうが話が早いはずなんですがね。
本質的にフランスで始まった消費税は輸出補助金であるのはわかりきったことなんでここからは逃げれないと思いますけどね。