一緒に寝たいだって!?
「撃たれてたら、もう死んでると思うケド?」
「泊まらしてくれとか、一緒に寝たいとか、
振った相手に言うセリフじゃないだろ...」
「それが、実は、その...」
「お母さんにはもう許可取ってあるの。
シンジの家に泊まること。
メールで、もう知らせてあるの...」
「濡れちゃった制服は雨止んでから
クリーニングに出せばいいし...明日は土曜日で学校休みだし...」
「ほら、その、、私達、もう高校三年生だよ?18歳だから...、結婚できる歳だし...
つまりはもう大人ってことよね...」
「いや、ちょっと...話がぶっ飛んでて、
俺の頭がついていってませんが...」
「夕飯は私が冷蔵庫にあるもので
作ってあげるし...。私、料理頑張ってるのよ。YouTubeで料理動画、視聴したり、
クックパッドでレシピ研究したりしてるのよ。花嫁修行みたいなことやってるの」
「...シンジの為に」
「んあー。どーなってるんだか、
分からないな。じゃあ、なんで、
昼間、俺のこと振ったんだよ...?」
「...それは、夜になって、
ベッドインしてから教えてあげる」
「え」
「ちょっと待て。
お前まさか、俺と一緒に寝るつもりじゃねぇだろーな?」
「そのつもりだけど?
さっき、言ったじゃん。一緒に寝たいって」