閉店セール。
先日我が家のポストに一枚のチラシが投かんされました。
何だろう? さっき郵便屋さんは来てたんだけどな?と思ってみてみたら、割と近所の金物屋さんが閉店するのでセールしますというチラシでした。
時折前を通っていた道沿いにあったのですが、足を運んだことはなく。
車で動いていると通り過ぎるだけで気にも留めないのですよね…。
少しチラシをもらってから経ってしまいましたが、昨日思い立って行ってみました。
初動が遅れた影響でめぼしいものは残っていない感じでしたが、運よくかなりいい裁ちばさみが残っていました。
お値段もとは5千円程度。うん、普段なら買わない。(というより買えない)
閉店セールで半額!というので、しばし迷ったのですが箱を開けて中を見たら、一瞬で惚れました。
これはいいはさみ!と…。
そんな訳で、高校生のころ買ったはずの裁ちばさみがいつの間にかなくなってしまった私のもとに、新しい裁ちばさみがやってきました。
惚れ惚れするような刃の作りで、切れ味もとてもシャープです。捨てる服で試し切りしてみましたが、握力かけなくてもすいっとまっすぐに切れます。
刃のあわせもいい具合で、まったくガタはなく、かといって動作がきついということも全然ありません。
使っていてストレスを感じさせない道具というのは素晴らしいですね。
もっとも私、そこまで本格的にお裁縫するわけでもないので、やや宝の持ち腐れですが。
母上に「閉店セールで買ったよ!」と言ったら、「布とミシン譲るから裁縫覚えなさい」と言われて慌てたのです。
困らない程度にできれば別にそれでいいと思うんですが…好きでやるならともかく…。
手芸そのものは嫌いではないのですが、実は根気よく何かをするのって苦手なのですよ。
一気呵成にわっとやってしまう方が性に合うのです。
そういう人にはあんまり向いていないのですよね、手芸は…。
裁ちばさみは販売時についていた油を丁寧にふき取って、新しい油を塗りなおしてしまっておきました。
ステンレスではなく鋼の製品なので、さび止めです。
長く保存していると油が酸化してさびの原因になることもあるそうなので、一応…。
せっかく気に入った品ですから、長く付き合いたいですしね。
手芸といえばなぜか先日から繕い物をする機会が増えております。
だいたいはうちの人が壊してきた衣類を修繕しているのですが。
なにゆえか私のところには色とりどりのミシン糸が貯蔵されているので、結構それなりに色を合わせた糸を使えます。
面倒だから全部透明のテグス糸でやってしまえというやや乱暴な方法も母上から教わってはいるのですけれどもね、やっぱり綿糸のほうがそれほど腕のない人にはやりやすいもので。
ついこの前は水色のニットのカーディガンがほつれてしまっていたので、水色の糸で補修していました。
なんでか解らないのですが水色の糸二種類あって、より色が浮かない方で縫えました。
どうして似たような色を二つも買っていたのか、過去の私は。
数えてみたらミシン糸15個くらいありましたからね…。
他に紙に巻いてあるものがいくつか…。
何をする気で買ったのやら…?
今のアパートに引っ越す前には鉤編みちまちまやっていたりもしたはずなのですが、その時使っていたはずの鉤と糸が見当たらないのですよね。
あれもやっているとなかなか面白いのですが、パターンを再現するとなると気を遣うのでなかなか…。
ひたすら基本の細編みで物を作るのなら、根気さえ持てば割と何とかなるのですが。
それでも目の大きさがばらつくとか色々出ますけれどもね…。
裁ちばさみ使ってみたいな~とは思うのですが、とりあえず当面は実用する場面はなさそうです。
でも何かしてみたい気もしますね…。