2-22 大食い少女とお馬さん
次は自分っスね。
自分は新聞部に呼ばれて陽向さんの元を離れたあと……
「ねぇ君」
「え、自分っスか?」
話しかけてきたのは馬の被り物をした怪しい集団。多分陽向さんが絡まれて、馬の被り物を貰ったっていう集団と同じっスね。
「そうそう、あなた。ちょっといいかな?」
「ごめんなさいっス。今、新聞部に呼び出されてて」
「まあまあ、そう言わずに来てくれたらお礼にいいものあげるから」
いいもの……食べ物……食……
「行くっス!!」
良い子は怪しい人にはついて行かないようにっス。
連れてこられたのは美術室。どうやらこの人たちは美術部の人みたいっスね。
美術室は2つあって隣の部屋では絵画の展示をしているっス。
「で、なんの用っスか?」
「とりあえず全裸になってもらえるかしら?」
はい?
「ななな、なんでっスか?自分用があるんで帰るっス」
「おっと、逃がしませんわよ」
鮮やかな連携プレイで囲まれたっス。
襲われる、お馬さんに、襲われる。
如月イオ、嘆きの一句っス。
自分は為す術なくスッポンポンにされたっス。もうお嫁には行けないっス。
「それではこれを、履いてください」
ものすごい布地の少ないパンツとブラを渡されたっス。恥ずかしいけどないよりはマシなのでいただくっス。
「そこのお立ち台に立ってもらえますか?」
もう、好きにするっス。自分は言われるがままに、台の上に立ったっス。
おまけにアイマスクをつけられて、両腕を広げて、それぞれ手枷で固定されたっス。なんスかこれ。キリストっスか?
「それじゃあ、始めますね」
自分の肌の上を柔らかいものが走り、まるでくすぐられているような感覚っス。や、やめっ、くすぐったい。
しばらくして、くすぐったいのにも慣れた頃。アイマスクが外されたっス。
「お待たせしました完成でございます」
完成?なんのことっスか?
部員の1人が自分の前に鏡を持ってきたっス。
……おぉ?これは!
「ボディペイント?」
「はい、綺麗でしょ?」
いや、まぁ、綺麗なんスけど……
「あの、そのカメラは……」
「折角ですから記念に1枚と思いまして」
「いやいや、待つっス。自分、今ほぼ全裸なんスけど?」
腰のあたりにちょこっと布があるだけっス。
「で、でしたらあなたのスマホで撮りましょうか?それなら外部に出回ることはないですよ?あなたの管理しだいですが」
「ま、まぁ、それなら」
結局、写真を撮られたっス。
「約束のお礼です。あ、それ水性なのでうちのシャワールームで簡単に落ちますよ」
さっそく、シャワーをいただくっス。
えっと、確かシャワールームは1階……
っと、その前にお礼の品をっと……
「…………」
『石鹸です。良ければ使ってください』
割に合わないっス!!
さらにシャワールームに入ってみると……
「ボディソープ、常備されてるじゃないっスか!!」
自分はつい、手に持っていた石鹸を床に叩きつけたっス。良い子はマネしないようにっス。




