2-20 雷天使とお隣さん
次は俺様の番だな。
と言っても特にこれといったことはなかった。
陽向たちとお化け屋敷に行って……クルを連れて縁日に行って初日は終わっただろ?
あ、そうだこんな話があるじゃねぇか。
「自分と漫才っスか?」
「あぁ、イオはボケてくれればそれでいい。どんなボケだろうと俺様がしっかりとツッこんでやる」
「いいっスよ。ちょうど怪盗アスカの狙いもステージみたいっスし」
交渉成立。あとはアイリスに任せてマイクをすり替えるだけだな。
その後は、漫才が始まると同時にカードに気を取らせてマイクをすり替えた。
ステージは一時中止になったからその隙に下駄箱にマイクを入れてさらばだ。
えっとぉ、アイリスの下駄箱は……っと。
確か3段目の右から2番目……
「どいてください。急いでるんです」
ん、なんだ?
やべっ、陽向が戻ってきやがった。
とりあえず下駄箱にマイク隠して避難しねぇとな。
よし、まだ来てない。急いで撤収。
あれ、今、俺様どこに入れたっけか?
んで、戻って確認しようとしたら……
「嘘だろ……奏多が?」
あちゃー……奏多の下駄箱に入れちまってたか。まぁ、バレなかっただけ良しとするか。
さてと、任務完了。あとはやることもねぇしなぁ。どうすっか……
保健室にでも行くか。
一応、先輩に謝らないとな。多分バレてないけど。
「って来てみれば……」
いねぇんだよなぁ。
まったく……しゃあねぇ寝て待つとするか。
そんで俺様はしばらく寝てたわけなんだが……
起きると先輩が目の前にいてだな……
「あ、やっと起きた」
「……ふぁぁぁ……あれ、なんで俺様たちのクラスTシャツ着てるんすか?」
「あぁ、ごめんカドルちゃんから拝借した」
あーそう、俺様から貰ったのね。
……は?
「なんじゃこりゃ」
そこで俺様は自分が下着姿なことに気づいた。
「私の特等席を勝手に使ったのと、このクラスTシャツ『いもトレ』の美弥ちゃんのTシャツに似てたからつい」
アニメネタはわからんからよしてくれ。ってか俺様たちの犯行がバレて仕返しされたのかと思ったぜ。
「良かったらやるよ」
「え、いいの?」
「俺様はどうせもう着ないしな。それにクルも同じTシャツを着てるんでお揃いだろ?」
「ありがと、それじゃあね」
そのまま先輩は保健室から出ていってしまった。
あれ、なんか忘れてるような……
あ………………
「俺様の服返せーーー」
その後、クルが助けに来るまで半裸で布団にくるまってたってわけだ。




